ひたすらランチを食べてしまうと、もうお腹がはちきれそう。
こんな状態で家に帰っても昼寝して一日が終わってしまう。
そんなときは、ちょっと遠くまで散歩してみようということになる。
遠くと言っても、自由が丘から徒歩15分圏内なので、一般的に言って遠くかというとそうでもない。
場所は、自由が丘の隣駅にあたる九品仏エリア。
駅自体はとても小さいんだけど、降りてすぐの場所に九品仏浄真寺がある。
東京の、しかも自由が丘の隣という土地にあるにしてはかなり大きい敷地面積のお寺だ。
この参道を真っ直ぐ行った先が浄真寺、散策するには天候もちょうど良いし、日々の運動不足解消も兼ねて行ってみよう。
自由が丘のとなり町にある九品仏浄真寺とは
一歩敷地内に足を踏み入れると、とても隣町の喧騒がウソのような静寂した空間に少し戸惑いを覚える。
とても厳かで、自然多く散歩するにはとても環境が良いところ。
ちなみに駅から浄真寺に来るまでの参道の横に、九品仏広場という公園があるのは大分前に紹介しているので記憶にある人も多いかもしれない。
九品仏浄真寺名称の由来
この九品仏浄真寺は、9体の阿弥陀如来像が安置してあることがこのお寺の名の由来となっている。
ウィキペディアによると
広い境内の本堂の対面に3つの阿弥陀堂があり、それぞれに3体合計9体のそれぞれ印相の異なった阿弥陀如来像が安置されている。この9体はそれぞれ、上品上生(じょうぼんじょうしょう)、上品中生、上品下生、中品上生、中品中生、中品下生、下品上生、下品中生、下品下生という、浄土教における極楽往生の9つの階層を表しており、これらをあわせて九品(あるいは九品往生)という。この九品の仏から、浄真寺は通称「九品仏」と呼ばれている。
このような九体阿弥陀は、他に京都の浄瑠璃寺にしかない。by wikipedia
敷地内はとにかく広く感じる、というより実際に相当広いんだろう。
子供達を放しても、車が来るわけでも駆けっこしてる小学生がいるわけでもないので、ぶつかる心配がない、その心理面が大きいのかもしれない。
とにかく静かで、雰囲気がある場所、まるで京都に来ているような感覚に襲われる。
仁王門をくぐり、九品仏浄真寺本堂へ
本堂に入る手前に仁王門がある。
この門をくぐるともうすぐ本堂と、3つの阿弥陀堂があるわけだ。
その手前で仁王像が行く手を阻む。
仁王像が置いてあるあたり、かなりの威圧感と風格を感じる。本当に東京都内なのか?と疑ってしまう自分がいた。
仁王門をくぐる両脇には仁王像が鋭い目つきで、通り過ぎるものに睨みををきかす。
こども2人は恐ろしさのあまり、走り去って行った・・・
普段の行いを顧みる瞬間というか、心の奥底を見透かされているようで、どうもバツが悪い。
早々に私も立ち去ろう・・・
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九品仏浄真寺本堂
仁王門をくぐった直ぐ左手に大きな鐘が設置してある。大晦日にはこの鐘を鳴らすのだろうか?
そんな時くらいしか登場しようもないこの鐘に、鳴らしてみたい衝動に苛まれる。
いつも、年末年始は熊野神社なので今年は、浄真寺に来てみるのも悪くないのかもね。
この景色、どう見ても京都でしょ?
これは浄真寺三佛堂という名前の建物なのだが、見た目の雰囲気と周りの紅葉の木が良い感じに京都感を醸し出してる。
実際に浄真寺三佛堂内に入ることも出来、そこからの眺めも見事なものだった。
紅葉が始まる来月に来てみたら、また違った雰囲気を味わうことが出来る。
一つ楽しみが出来た。
この大きなイチョウの木は、国の天然記念物に指定されているものだ。
今の時期、木の下には大量の銀杏が落ちていて、2歳の息子はそれを拾って喜んでいる。
これだけ見事な大木に歴史を感じる瞬間だった。
18種類もメニューがあるんだね。これだけ見事な本堂と3つの阿弥陀堂を備えるだけあってご利益も相当なものになりそうだ。
ここを上がれば、本堂につながる。何よりも家族が毎日笑顔で生活出来ていることを感謝して帰ろう。
本堂の向かいには3つの阿弥陀堂があり、その途中でクジ引きをしてみた。長女は大吉、長男は吉という結果。
今年は長女に良いことがある予感、いやきっと良い年になるよ。
参道に戻る道の途中に入ってない場所があったので、立ち寄ることに。
自由が丘の隣駅にこれだけ自然豊かな空間があるのは、想像も出来なかった。
人生は長い、良いときもあれば悪いときもある。このバランスがどちらかに傾いているだけだ。
今の現状を嘆くんではなく、明日から前を向いて頑張ろうという気持ちにさせてもらった。
九品仏浄真寺再訪 紅葉見物
今日は久しぶりに九品仏の浄真寺にまで足を伸ばした。
理由は単純にお昼に藪伊豆のそばを食べ過ぎたから・・・というのもあるが、この時期の浄真寺は紅葉がきれいなことでも有名なのだ。
本日のメンバーは、かみさんの両親、かみさん、娘、息子に私の6人での自由が丘散歩ということになる。
正門をくぐり、目を見まわせば周りは美しい景色が広がっていた。
前回来たときは一面が緑の状態で、それはそれでとても美しかったが、やはり今見る冬の紅葉にこれはこれで格別の美しさだと感じる。
人間が作り上げたものとは違い、自然な変化により生み出された紅葉は言葉にできないもの。
そう言葉で言い表しても陳腐な表現しかできない。
それほど美しかったのだ。
つい最近、TV東京のアドマチック天国で紹介された影響が大きいと思うが、人の数が20倍以上に増えていた。
これは私のサイトにも顕著に表れており、いつもの20倍くらいのアクセスが集まるようになっていることからも、やはりTVの影響は大きいと言わざる負えない。
それとも私が知らないだけで毎年これだけの人が来るのが紅葉の美しい浄真寺ということなのだろうか?
樹齢何百年か想像もできない銀杏の木を下から眺めてみると、どこまでも果てしなく伸びているような錯覚に襲われた。
赤いモミジの紅葉と黄色い銀杏の木のコントラストが、冬の寒さと相まって何とも言えない雰囲気を醸し出していた。
この銀杏の木は変わりゆく自由が丘の中にいて、どっしりと何年も変わらずにこの場所に立っている。
そんなことをふと考えながら物思いに耽ってしまった。
境内から眺める景色はまるで京都にいるかのような、そうまるで京都と言っても過言ではないだろう。
緑の丘に降り積もる銀杏の葉っぱが丁度半分のところで分かれている。この景色を見た娘の口から出た言葉は
『カレーライスに似てるね』
こどもの素直な表現は私の心に染み入ってきた。そうだね、この素直な感覚を大事にしないとね。
九品仏には9体の仏像があることが名前の由来であるのだが、現在この9体の大仏は大掛かりな修繕作業を必要としているようだった。
2034年まで約20年間の月日をかけて京都まで運びながら9体の修繕を行う。匠は京都以外には存在しないのだろうか。
これは壮大な計画だなー。
確かに一体仏像が足りない・・・
ここにいた仏像さんは京都への移動中なのか、それとももう京都で修繕作業中なのか?
そもそも仏像ってどうやって運ぶのだろうか?分解できるのか?
新幹線を運ぶような大掛かりなもので運ぶのか?
考えれば考えるほど、疑問しか浮かんでこなかった。
九品仏浄真寺まとめ
なぜ、閻魔大王がここにいるのか?
せっかく明日への活力にみなぎった体から、良い気が吸収されてしまいそうな感じがする。
生きていれば、何かしらの汚れが生じるのは仕方がない。
誰でも同じ、そんな自分を顧みる場所としてはこれほど最適なところも無いと思う。
四季折々の自然の変化を体験出来る場所、普段の喧騒で忘れてしまいそうな自分の心を見直すときに、浄真寺に来てみるといい。
この静寂の中で、歩を進めていくうちに何か感じるものが見い出せるはずだ。
九品仏浄真寺アクセス
住所:〒158-0083
東京都世田谷区奥沢7-41-3
電話: 03-3701-2029
営業時間:
定休日:
業態:仏教寺院
コメント
コメント一覧 (2件)
来年(2020年) 5月5日は お面かぶり という素晴らしいお祭りがあるので是非行ってみて下さい。
コメントいただき、ありがとうございます。
是非来年の5月5日に改めて取材してこようと思います。
貴重な情報をいただき、ありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
yu-hiro