オーダーメイド子供服は自由が丘フォーエバーリアンで決まり!

休日の日課と言えばこどもを連れて近所の公園に出かけること。

よく行くのはABCマート向かいにある自由が丘公園だが、ここ最近の異常な暑さゆえに子供たちはプールじゃないと外へ出ようともしない。

一日家にいるのもダレてしまうので、ちょいと散歩がてら一人で自由が丘周辺を歩いてみることにした。

久しぶりに学園通りの方に向かって歩いていった。

自由が丘駅からは少し離れた場所にはなるが、スイーツの名店モンサンクレールやパイの専門店ORIORI、ファッションで言えばストーンアイランドを取り扱うコステロやレザーもので世界からも注目される土屋鞄など。

俗に言う『学園通り』には、駅から少し距離はあるものの注目すべきお店が多数存在しているのも特徴なのだ。

学園通りに入り、そのまま自由が丘公園の方に向かって歩いていくとひとつの綺麗なお店が見えた。何のお店なんだろう?

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目次

オシャレな子供服が揃うフォーエバーリアン

アイボリーカラーの自由が丘らしい趣のある建物には『Forever Liens(フォーエバーリアン)』という文字が記されていた。このお店のブランドロゴなのだろう。

建物は自由が丘にあるお店としては比較的大きく、高級感を感じさせる佇まいでもあった。

私が知らないお店がまだまだある・・・好奇心に駆られた私はお店に入ってみることにした。

 

お店の入口を入ると木で作られたシカのオブジェが私を迎えてくれた。どうやら子供服の取り扱いをしているお店のようだ。

この日の気温は35°近い猛暑日ということもあり、外は雲ひとつない快晴だった。太陽の光が射し込む店内は明るくとても居心地がよい。

 

オーダーメイド子供服

まだ開店したばかりの午前11時ちょいということもあり、店内にはお客さんは私ひとりだけだった。

一通り眺めている中で気になるコーナーを見つけてしまった。

 

『オーダーメイド』

 

既製服だけではなく、オーダーにも対応しているの?

子供服なのに??

 

子供服でもオーダー需要があるとは・・・

今まであまり聞いたことがないキッズ服のオーダーということもあって、どうしてもその詳細が知りたくなった。

私は意を決して女性スタッフの方に取材させていただけないかを聞いてみることに。

いや、でも恥ずかしいから止めておこうかな・・・

やっぱり聞いてみよう。

 

フォーエバーリアン女性スタッフの下司さん

まだお客様もいらしていない時間ということもあり、少し話を伺うことができた。

取材させていただくにあたり、対応していただいたのは女性スタッフの下司さん。非常に気さくな人柄で終始和やかに話をしていただけた。

自由が丘にオープンしたのは2015年6月6日ということなのでオープンしてから約2年が経過したことになる。

オーダーメイドの子供服をきっかけに、わずか2年足らずで主要百貨店と取引できるまでになった。最近は国内だけでなくミラノ、上海、ドバイのバイヤーからも興味を持たれる商品となっている。

製造は山梨県で行われ、富士吉田にある創業90年以上になる老舗生地屋さんで作った天然の草木染め生地を使っている。

正真正銘メイドインジャパンのオーダーメイド子供服というわけだ。

 

ギンガムチェックの色合いなどは、他のお店では見ることの出来ない見事な褪せ感を表現していた。

それよりもそもそもの話、草木染めって何なんだろう?

草木染めは合成染色に比べて、品質が一定しない。天然染料は色素の含有量が一定せず、また単一の色素のみを持つことも少ないので、同じ色を出すのはほぼ不可能と言われる。
濃く染めにくい。天然染料は色素を持っていても、合成染料のように多量に含んでいるわけではないので、濃い色に染めるのは手間が非常にかかる。
染色の時期が決まってくる。染料自体の採取時期による色の違いや、季節による染色の向き不向きがあるので、染色を行う季節は自然と固定されるものが多い。
被染色物(染められたもの)の色が光や汗、果汁などに対して弱いものもある。
こうした化学染料との違いは、工業的に量産という点では欠点があると捉えられるが、身近な材料で家庭でも手軽に染められることや、趣味や手工芸の分野では同じものができないことを魅力だと捉える人もおり、草木染めならではの面白さだとされる。by wikipedia

調べてみると非常に取扱いが難しい染料であることが分かる。

化学染料とは異なり天然染料は品質を安定させること自体が難しく、量産には向かない。そんな染料をどうやって取り扱うことが出来るようになったのだろうか?

 

草木染めは普通の染め方とは違い、その時の気候や温度の変化で全然変わってしまう難しい染色方法。ゆえに一つとして同じものがない独特の風合いが魅力とも言える。

驚くのはフォーエバーリアンを立ち上げた2年前は、まだ洋服を作る際に必要なものが何も揃っていなかったこと。

そこからどうやってオーダーメイドの子供服を作れるまでに至ったのだろうか?

その辺のストーリーが聞きたくなった。

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想いが形になる

フォーエバーリアンを立ち上げるキッカケとなったものは、現社長が若い頃からの夢である日本製の安全な子供服を作りたいという想いが発端だった。

社長のやり遂げたかった昔からの夢を実現するために、その志に賛同した同士によりプロジェクトが動き出す。

メイドインジャパンの需要が増える中、大手が出来ないものを自分達が作り、世界にも発信していきたいという想いを強く持っていた。

 

日本の物づくりの良さを改めて海外の人に知ってもらいたい。日本人にもその良さを改めて実感してもらいたい。

そんな想いが根底にあってスタートしたフォーエバーリアン、このブランド名には『永遠の絆』という想いが込められている。

親子の絆、家族の絆、大切な人との結びつきを大事にしていきたい。

そんな想いが詰まった一着の子供服を作りたい。

ある意味、その想いだけで出来たブランドがフォーエバーリアンと言えるのではないだろうか。ここから必要なものが必要なタイミングで揃っていくことになる。

 

最高の生地と最高の縫製

オーダーメイドの子供服ができる過程として、韓国に自社工場があり日韓の子供の絆という企画で韓国のデザインと日本の伝統文化を融合させたものを考えていた。

自治体の支援が得られない中で自分達で甲斐絹(かいき)と言われるシルクを使った子供服を作ろうということになった。

ただ、子供服にシルクを使うのは技術的に難易度が高いもの。

甲斐絹を取り扱う会社の社長と話を進めて行く中で、実は草木染めのオーガニックコットンも取り扱う会社であることが分かった。

肌触りやツヤ感が他の物とは別格のものだったため、このオーガニックコットンを使った子供服が作りたかった。

ただ、縫製技術のハードルが相当高く対応できる縫製工場が中々見つからない。そんな中で出逢ったのが某有名テーマパークや教育番組の衣装を手掛けていた会社の社長さん。

これだけ必要なものを引き寄せることが出来たのは、すべて強い想いから。全てが計算されたかのような絶妙なタイミングで集まったことになる。

元々アパレルのノウハウやツテがあったわけでもなく、すべて一から調べて人の縁が繋いで出来たもの。

想いが形になる典型的な成功例と言えるのではないだろうか。

 

オーダーから受取まで

オーダーメイドの子供服は小ロット生産のため確かに値が張るものではあるが採算はギリギリ、日本の職人が丹精込めて最高の材料と最高の技術で作る子供服は時間と労力がどうしてもかかる。

草木染め自体が自然な工程を経るものなので生地を一から作るのに2ヶ月も時間がかかってしまう。

天然素材を使い日本の職人が魂を込めて丁寧に縫い上げる子供服は、当然大量生産できるものではない。そのため生地選びから始まり、サイズ合わせ等受け渡しまでは最低でも3週間~1ヶ月は必要になる。

サイズ展開としては、90~150cmまでの1才半から12才くらいのお子様が対象だ。

フォーエバーリアンの大きな利点はオーダーメイド、他の大手でも出来ないものを作ることを理念として掲げている。

要は、ここでしか手に入らないわけだ。

 

下克上受験での衣装協力

http://sunnystation.info/archives/

オーダーメイドの子供服が作れるということを聞きつけたあるドラマのスタイリストさんがコンタクトを取ってきた。

TBSの2017年1月放送の金曜ドラマ『下剋上受験』で衣装協力をしてほしいという内容だった。

『こんな感じの洋服は作れますか?』という要望に応え、全10話中7話で衣装協力をしている。

TV視聴率は下降線を辿っているとはいえ、未だにTVメディアの影響力は計り知れない。これ以降、問い合わせは増え映画に使う子供服を作って欲しいという話も来ているようだ。

 

下克上受験の主演山田美紅羽ちゃんが最終回で着用していたシャツとスカート

オーダーメイドの子供服がメディアに取り上げらた事をきっかけとして、他の服飾関係者にも徐々に知られるようになってきた。

そこから冒頭にお伝えした百貨店のバイヤーの目に留まり、今では百貨店の商談や展示会などに行くと現物調達できないかを聞かれるほど好評を得ている。

流行りの形というよりも定番展開できるデザインというのも取扱いを決める重要なポイントだったと思われる。

確かにオーダーメイドではなくてもプロパー展開で充分に販売計画が立てられるもの。でも大量生産できるものでもないだろうし、この辺は製造と販売の難しいバランスの部分にはなるのかな。

個人的には是非ともプロパー展開してほしいアイテム。

 

天然木のオモチャ

皇太子殿下も購入された工房で作られた木のオモチャ、これも山梨県ですべて作られている。天然の木を使い塗料を一切使わず作っているから子供が口に入れても安全なもの。

木には想いが宿るとよく聞くが、それにあやかってか、お守り代わりに購入される方も多い。名前は出せないが著名芸能人の方も多数購入されているようだ。

木のオモチャもは外国製のものがほとんどを占めており、日本のもので有名なものはまだ少ない状況。

日本製の良さをもっと伝えていきたいという想いはオーダーメイド子供服と同様だ。

 

プロパー商品

オーダーメイド子供服が作れることが最大の強みではあるものの、展開されている商品に感じることはどれもデザイン性が高いところ。

採用するカラーはもちろん、それ一枚で主役になれるものが多い。シンプルで押し出すようなデザインではないけれど着てみると雰囲気がでるような。

表現しにくいのだが、着用したときにきちんと個性が発揮されるようなデザインのものばかり。

 

よそ行きに着てけそうなちょっとフォーマルな感じのキッズ服。

来店されるお客様の年齢層は様々で、おじいちゃんおばあちゃんが最愛のお孫さんのために買って行かれる事が多いそう。

それを子供が気に入って、翌日にまた同様のデザインのものを色違いで買われていく方もいるそうだ。

 

まとめ

世界に発信するにあたり自由が丘の雰囲気が良かったことがこの地に店舗を展開した決め手だった。

自由が丘の街のイメージとリアンの服のイメージが一致したところでお店を出すことになった。

ペガサスがフォーエバーリアンの象徴、ブランドロゴの二つの羽根が表現するものは不可能を可能にしていく推進力と一つ一つの繋がりを大切にする絆。

ここまで話を伺うに人と人との繋がりで出来たものがフォーエバーリアンなんだとしみじみと感じる。

木のオモチャしかり、オーダーメイドの子供服しかり。

駅前のように雑多なところではなく、少し離れた開放感のある空間で最高の商品を実際に自分の手に取ってゆっくり見ていただきたい。

大切な人との一生の思い出となる素敵なギフトに巡り逢うことができると思うよ。

アクセス

Forever Liens / フォーエバーリアン

住所:〒152-0035

   東京都目黒区自由が丘2-7-19

 

電話:03-5726-9712

営業時間:11:00~19:00

定休日:水曜日

業態:ファッション(キッズ)

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