「子どもの可能性をクリエイトする」
この言葉はファミリアの企業理念でもある。
ファミリアと言えば、誰もが認める高級子供服店だ。大きなデパートに行けば必ずテナントは入っているだろうし、自分の娘や息子にプレゼントしてもらった日には『何をお返ししようか?』なんて悩んでしまう?
その前にファミリアの子供服をプレゼントするなんて、ある程度の地域性でなければそれも叶わないだろう。理由は単純に価格が高いから。教育意識の高いこの自由が丘近辺であればぴったりと言えるが、引っ越したばかりの時は何が良さなのかイマイチピンとこなかった。
娘が大きくなり、幼稚園通いをし、一昨年より幼児教室へ通うようになり必然的にファミリアに洋服を見に行くことが増えた。そこで感じたのがその品質の高さである。
今回は備忘録的に娘のお受験経験とファミリアの関連性、そして自由が丘店の紹介と3部構成で紹介させていただこう。
自由が丘という地域特性
自由が丘の特徴については、この記事を参照してほしい。
➡住みたい街ランキング上位の自由が丘について、その理由を考えてみた
言うまでもなくこの一帯は家賃が高い。それに比例して住んでいる人の所得も高いことは言うまでも無いが、所得の高い人ほどこどもの教育にもお金をかける。
休日でもスーツ姿でいる家族連れなどは皆、伸芽会などのメジャーな幼児教室へ通う家族なのだ。娘が小さかった頃はそんな世界は自分には関係ないと思っていたが、まさか自分の娘がお受験をすることになるとは・・・
私というよりはかみさんの方になるが、幼児教室に通わせることになり娘の服装には気を配ることが増えていく。土日は私が迎えに行く役割を負わされたわけだが、幼児教室によって特色がまったく違う。
コペルは一般的な塾に近い、迎えにくるお父さんは私同様にデニムだったりというのが普通だ。奥さんは少し小奇麗にした感じ、でもそんなにかしこまった雰囲気ではない。
これが伸芽会等になると話は変わる。スーツ姿でビシッと決めた人が多く、お母さんも比較的キメキメの恰好で来る人が多い。いずれの場合にも言えることだが、子供たちは比較的きちんとした服装(デニムとかはありえない)の子供しかいない。
幼児教室の価格はピンキリ
幼児教室の価格についてはピンキリだ。WEBで調べたところで料金については一切触れられていない。
月額1万5千円位のところから、高いところだと1回の講座で10万円規模のものまで、条件もコースもバラバラ。お受験コースになると一気に金額がアップするのはどこも変わらない。
基本的には財政的に安定している家庭が通っている手前、こどもの洋服に変なものを着せている家庭は皆無と言える。余裕があるから幼児教室へ通わすことができる、だから服装にもある程度気を配れる。
どんな服装で通わせた方が良いのか?
私も初めは同じ気持ちだった。でもこの地域の特性を知った後、そんなことを考えること自体意味が無いことに気が付いた。だって、収入自体のケタが違うのだから・・・ この地域はそんな家庭がほとんどなのだ。
ファミリアとは
話は変わってファミリアとはどんな子供服店なのだろう?
今放映しているNHKの朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」は、ファミリアの創業者の一人である坂野惇子が主人公の物語だ。
戦前、近所のベビー専属ナースに、自身の出産育児に立合って貰い、進歩的な育児法を学び、感銘を受けた経験から、これを日本の家庭にも是非広めたいという以前からの願いと、良心的な育児用品を、子どもと母親の立場で作りたいという強い思いを、夫達が理解し、真摯なものづくりに励む彼女達の経営面をサポート。1950年、「男女の和と協力」を掲げ、株式会社ファミリアを創立。familiarホームページより
子供服だけでなく、育児法についてもアメリカ式のものを多く取り入れて日本でも普及させていった。昔ながらの習わしにこだわることなく、『こどもにとって一番は何なのか?』の目線で作られたファミリアの洋服はどれも一手間掛けて作られている。
だから価格も高いんだけど、それ以上に細かい配慮がされた国内最高品質の子供服と呼べるクオリティなわけだ。
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最高品質の子供服店ファミリア
最近は真冬の凍てつく寒さが身に染みる。スタジャンなんて軽装で外に出た日には寒くて凍死しそうになる。
ブルブルと震えながらお店に足を一歩踏み入れた時に、その温かさにホッとしつつも『シーン・・・』とした静かな雰囲気に別のプレッシャーが背筋を凍らせるわけだ。
下町育ちの私からすれば、育ちの良いおぼっちゃん、お嬢ちゃんが着てそうな雰囲気の子供服が展示されている。
白基調の店内に見た目にも素材感が良さそうなコート類が、均一の感覚で展示されている。
2年前、長女が5歳になった時に幼稚園へ着ていくコートが小さくなってしまい、買い替えることにした。義理の母はすでにファミリアで購入することを決めていたようで、一緒にランチした後に一直線にお店へ向かう。
個人的には、ファミリアで買ってくれるという心意気はとても嬉しかったのだが、5歳の娘にファミリアを着せるというのは少なからず抵抗もあった。
それは、私がファミリアに入ったことが無かったことが理由の一つで勝手なイメージとしてではあるが、上にも書いた通りお坊ちゃん・お嬢ちゃん向けの洋服が娘に似合うのかというポイントにあった。
コートを着た娘は、コートを着ているというよりは「コートに着られている」と表現した方が適切だった。価格は5万円と私が着るものよりも良いものだったため少し先まで着れるよう大きめのものを選んだ。
コートの価格は5万円と高級だったけど、私が持っているセレクトショップのオリジナルクラスと比較して圧倒的にクオリティは高いものだった。
ある種衝撃的と言ってもいいくらい、その縫製レベルであったり細かい気配りなどは勝てる部分が一つもなく、その5万円いう価格も納得がいくものだった。
ファミリア品質を間近に感じた瞬間だったと言えるだろう。
この手提げかばんは幼児教室への通うこどもたちのマストアイテム・・・
みんながみんなファミリア製のものではないにせよ、この形を作ったパイオニアはファミリアなのだ。手提げ部分が壊れた時には当然修理対応もしてもらえる。
ファミリアの特徴の一つである刺繍のクオリティを随所に感じることが出来る。
おかあさんがゆっくりと商品を見ていられるように、店内にはこどもが遊べるキッズスペースが存在する。
娘が小さい時には、ここで娘と私が遊んでいる間にかみさんが出産祝いを買うみたいなこともあったなー。そんな昔の事を思い出してしまった。
このような空間があるだけで、気持ち的には楽になるもんだ。
デザインはどれも基本的に落ち着きのあるものが多く、ロゴがデカデカと書かれたような派手なものは一切ない。
刺繍が施されていたり、チェックの柄についても落ち着きのあるやさしい雰囲気のあるものが主流、この辺のクオリティはどれも素晴らしい。
手に取らなければ分からない品質の良さは実際に店舗に行かないと実感できないだろう。
冒頭のファミリアの企業理念にある『子どもの可能性をクリエイトする』という言葉を叶えるために、その裏には数知れずの工夫を施された技術・歴史があるのだと理解した。
幼児教室に通う子供たちはこのような恰好の子が多い。
ここまでいかないまでも、気の利いたワンピースだったりカーディガンだったりを着ているので一目みたら「お受験だね」というのが分かってしまう。
お父さん・お母さんも言うに及ばず、こんな感じの服装なのですぐに分かってしまうのだ。
まとめ
確かに幼児教室へ通うのにファミリアでなければいけないかと言われれば、そんなことはない。
別のものでも十分だし、通う教室によっては全く別物だろう。
とはいうものの、やはりファミリアクラスのものになると値が張るため、なかなか手が出ない人も多いと思う。
そんな人にはこのサイトを紹介して本記事を締めくくろう。
ママからママへのリレーサイト、すぐに大きくなってしまう子供たちにはこのようなサービスがぴったりなのかもしれないね。
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