マジドゥショコラというお店が去年の12月に自由が丘にオープンした。
オープン予定なのは知っていたのだが、チョコレート関係のお店ということしか分からず気付けばオープンしていることすら忘れていた。
バレンタイン当日にかみさんがマジドゥショコラでチョコレートを買おうと言い出したことで、改めて思い出したわけだ。個人的にもゴディバ、リンツに次ぐお店なのか知りたかったので、一緒にお店がある学園通りに向かった。
本日は、去年末にニューオープンしたマジドゥショコラ自由が丘店をレポートさせていただこう。
いきなり行列
なにこれ?!
バレンタイン当日とはいえ、これだけの人がマジドゥショコラの前に並んでいる。リンツやゴディバでさえ、ここまではなっていない。
完全に舐めていた・・・新しくオープンしたとはいえ、ここまで注目をされていた店だとは思いもしなかった。悔しいが子連れでこの行列に並ぶ勇気はなく、すぐ近くにあるエムコイデへ行ってみるも変なプレッシャーを感じてしまい結局ゴディバへ行くことにした。
さすがにバレンタイン当日だからだろうな・・・
そう自分に言い聞かせ、この日はお店の前を通り過ぎることしかできなかった。
再訪
今日の午前中に散歩がてらお店まで行ってみると、この間のような大行列は無かったもののお店には11時前という時間にもかかわらずチラホラと人が入っていく姿が確認できた。
こんな休日のランチ時からお店に行くということは、やはりあのバレンタインデー当日と同様に午後になるとより一層の混雑が予想されることは容易に想像ができた。
今のうちに買って帰るのが正解だと判断し、少し早足になりながらお店の前に到着した。
モンドショコラという商品については2/20までの製造分が完売しているという貼り紙が出されていた。事前学習しているわけではないため、このモンドショコラがマジドゥショコラのキラー商品なのかは分からない。
にしても、チョコレートが完売してしまうということ自体が私の常識では考えられず、そんな完売してしまうようなチョコレートを是非食べてみたいという好奇心に切り替わる。
どんなチョコレートを販売しているのだろうか?
店内の雰囲気
外から見たときには分からなかったが、店内にはすでにレジへ続く列が出来ていた。
どんな商品が売られているのか分からないまま、次々に入ってくるお客さんは適当に商品を取りながら列に並んでいく。
この箱に入っているものが、ここのメイン商品なのだろうか?勝手が分からないまま、事前に調べていないことを後悔した。とりあえず店内を一回りしてから買おうと思ったが、そんなことしていたら次々に入って来るお客さんに抜かれてしまう。
とりあえず列に加わることを決め、並びながらチョコレートをチョイスすることにした。
Bean to Bar(ビーントゥバー)
Bean to Bar(ビーントゥバー)?
Bean to Bar(ビーントゥバー)とは、「豆からバー(板状)になるまで」という意味の通り、ショコラティエがカカオの買い付け、焙煎、製造の全てを自社の工場で行うチョコレートの製造工程のことです。 アメリカやヨーロッパなどでブームを巻き起こし、日本でも近年ブームとなってきています。 引用元:プリプラ
こんな言葉すら知らなかった。マジドゥショコラは赤道付近のアフリカをメインに自社の提携網を駆使して最高のカカオをふんだんに使用している。
いやがうえにも期待してしまうではないか。
商品ラインアップ
マジドカカオ
マジドカカオは見た目通りのチョコレートを使用したクッキーサンドで味は6種類の用意がある。
アーモンドクランチ・コーヒーブレンドの価格は¥380、宇治抹茶・ミルクキャラメル・ラムレーズン・ミルクピスターシュが\398という価格設定(すべて税抜)。
比較的購入しやすい価格なだけに、並んでいる人はこれをポンポコと取っていくわけだ。
私はコーヒーブレンド、アーモンドクランチ、ミルクキャラメルを取り引き続きレジへの列へ並ぶことにした。
№4
№4は8粒・12粒・24粒の3種類が用意されていた。
第4のチョコレートと称される№4を買わずして帰れるわけもないと思いきや、NGという判断が嫁より下る・・・
濃厚かつミルキーで少し塩気のあるキャラメルのような味わいが特徴的な2層構造の生チョコレートらしい。
価格帯は8個/¥1,204、12個/¥1,759、24個/¥3,333という価格設定(すべて税抜)。
これもまた美味しそうだったが、かみさんには違うものが目に入ったらしく次回に持ち越しとなった。
モンドチョコレート
冒頭のお店の入口貼り紙にあった通り、2/20までの製造分はすべて品切れということなので店頭でみることは出来なかった。
モンドチョコレートの種類(税抜)
マダガスカル33 | 1,574円 | ベトナム38 | 1,389円 | ハイチ52 | 1,296円 |
コロンビア56 | 1,759円 | キューバ61 | 1,667円 | ペルー63 | 1,574円 |
パプア35 | 1,481円 | トリニダート68 | 1,667円 | タンザニア75 | 1,759円 |
ガーナ80 | 1,111円 |
抹茶のテリーヌ
抹茶のテリーヌも朝の段階で品切れ・・・
金の延べ棒ならに抹茶の延べ棒・・・、抹茶の香りがチョコと融合した時にどのように感じられるのか興味深い商品の一つだけに残念。
価格は¥2,593(税抜)、ここまでの価格帯を見てみるとゴディバやリンツなどの高級チョコレート店との違いはあまり感じない。
独自性を感じる商品の一つ。
マジドゥショコラ
お店の名前を冠したマジドゥショコラはガトーショコラのような味わいなのだろうか?いやシフォンケーキからの発想のようなので、その中間かもしれない。
かみさんが狙っていたのはこのマジドゥショコラで、私もこれは是非食べてみたいと感じるものだった。
サイズ感もちょうど良く、この後のランチの後にゆっくりと家でコーヒーと一緒に食べたらきっと美味しいんだろう。
マジドゥショコラの種類 (税抜)
パプア35 | 417円 | ガーナ63 | 417円 | タンザニア75 | 417円 |
グリオッティーヌ | 445円 | 宇治抹茶 | 445円 | オランジュ | 445円 |
子供でも食べられるものがないかを店員さんに確認したところ、パプア35を薦められたので2個を購入。
かみさんはガーナ63、私はタンザニア75を選択して本日は終了となった。
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カフェでもある
なんと世界初のカカオコーヒーなんてブレンドを提供してくれるカフェでもあるわけなのね・・・
お店を入ったすぐ右側にスタンディングなタイプのチェアが何脚かあったのはそのためだったのか。
とはいえ、店内はそんなに広いわけでもなく、レジ裏では製造まで行っているのだろうか?
店内の奥にはそれぞれの産地で採られたカカオが瓶に詰められており、現地の写真と共に展示されている。
オープンして3か月目に入った今の段階でこれだけお客さんが入ってるわけで、カフェスペースに座って飲むにはまったくゆっくり出来ない環境なのは変わらないだろう。
テイクアウトして緑道で飲むのがベストな選択だと思う。参考までにメニューを記載しておこう。
個人的にはカカオプレッソが気になるところかな?
マジドゥショコラのカフェメニュー
マジドゥショコラ | 417円 | 3つのカカオ | 1,370円 |
ソフトクリーム | 575円 | ホットチョコレート | 667円 |
カカオプレッソ(ホット) | 750円 | カカオコーヒー(ホット) | 750円 |
カカオプチーノ(ホット) | 797円 | カフェアメリカーノ(ホットorアイス) | 593円 |
カフェラテ/カプチーノ(ホットorアイス) | 797円 | エスプレッソ(ダブルショット) | 593円 |
紅茶 | 694円 |
帰宅する
合計金額は締めて3,000円強なので、味が素晴らしいことを前提にコスパは悪くないと思う。
新しい自由が丘土産としてはピッタリの品物だ。
現時点で供給が間に合っていないところが残念ではあるが、今後改善されることを期待するしかないね現状は・・・
ちなみに購入後1時間は十分もつらしく、保冷剤が必要になるのはそれ以上の時間が掛かるときに限られるようだ。
無駄のない味
包装はカカオ柄のもので統一されていた。ランチして帰る余裕はなく、家でラーメンを食べた後にコーヒーとマジドゥショコラで購入したチョコレートを楽しむことにした。
こどもたちは早く食べたいからか、いつもの大好きなチュルチュルには目もくれず冷蔵庫に格納されているマジドゥショコラが気になる様子。
まだお昼を食べ終わったばかりだと言うのに・・・仕方ないか。
見た目でもう旨いの確定じゃん。
これで美味しくないわけが無いだろう。
パプア35がこどもたちのもの、タンザニア75が私、ガーナ63がかみさん、コーヒーが淹れ終わったようなので早速食べることにしよう。
子供たちはこれ以上我慢させると面倒なことになる。
タンザニア75のこの見るからに美味しそうな見た目、今ラーメンを食べたばかりだというのに甘いものは別腹とはよく言ったものだ。
早速ホークをぐさりと刺す。この新進気鋭の本格派チョコ『ビーントゥバー』の味がどんなものなのか試すときがやってきた。
ひとくち口に含みその味を堪能する。
う・ううう・うまっ
『これ本当においしいね!!』
私がうまいと発する前に、横からかみさんが感嘆の言葉を口にする。かみさんがここまで美味いというのは珍しい。
私が選んだタンザニア75は少し洋酒が入っているため、その味わい深さが何とも言えずコーヒーとのマッチ度も素晴らしかった。
ただそれ以上に、かみさんはこの味に感動したらしく今まで食べたものの中で最高ランクに位置していたパティスリーパリセヴェイユの濃厚なチョコに匹敵するとのこと。
コスパを考えれば、マジドゥショコラの方が上かも知れない。
そこまで言い切るかみさんを初めて見た。ガーナ63のどんなところが素晴らしいのかと改めて聞いてみると
『味にまったくの無駄がない』
ということに尽きようだった。
一見、何のことかよく理解出来なかったが私も似たような感想だった。味に無駄がない、統制されたこれ以上でもこれ以下でもなく完璧なバランスにおさまる味わい。
底の部分はタルト上になっているため、非常に硬いのだがここの部分に散りばめられている『塩』の味がまた濃厚なチョコレートの味を引き立たせているわけなのだ。
チョコレートの濃度も嫌になるような苦みはなく、これを絶妙なバランスと言うんだろう。こども達も美味いうまいと言いながらあっという間に食べきってしまった。
下の子は食べ方が偏っているため、上面しか食べない。最終的に物足りなかったのか塩気のある底部を丸ごと噛り付き完食した。
パプア・ガーナともに一口食べた感想は、どれも味に明確な違いがあり、それぞれが美味しかった。かみさんは完全にはまってしまったようで、明日もこれを買いにいくらしい。
ただ、いつもならバカにしてしまう私も同様に明日も食べたいと感じるほど完成度の高いチョコレートだった。
まとめ
マジドゥカカオの存在を忘れてしまうほど、マジドゥショコラの味は別格のものだった。
このクッキーサンドは明日食べる予定だが、確実に美味しいことには違いないと思う。
非常に残念なのは、お店の供給が追い付いていないこと。店舗ももっと大きく勝負してもよかったのではないだろうか?
現在日本でマジドゥショコラを食べることができるのは自由が丘だけだ(なんだか上から目線ですいません)。というよりも混雑しすぎ・供給量が足りなすぎで自由が丘に住む住人ですら購入できないかもしれない。
わざわざ自由が丘まで来ていただいたのに行列に並ぶ、もしくは並ぶまでもなく購入できないケースの方が高いと思う。安定した供給量が望めるまでは公式通販サイトで購入することも可能だ。
以前はSOLD OUTの商品ばかりだったが、供給が安定するようになったため普通に買えるはず。
シンプルなビーントゥバーチョコレートの味を堪能してみてくれ。
アクセス
住所:〒158-0083
東京都目黒区自由が丘6-33-14
電話:03-6809-8366
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日
業態:ビーントゥバー、パティスリー、カフェ
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