沖縄ワールドは広い。
前回は玉泉洞から出たところまで。詳細は以下記事を参照していただきたい。
玉泉洞を出ると目の前には大きな熱帯フルーツ園が広がっていた。ここは沖縄ワールドの中の王国村の一部分にあたる。
羽田空港でそばを食べてからというもの飲み物しか口にしていない私達は、とりあえず休憩がてらお茶ができるところを探すことにした。
沖縄ワールド王国村で子供に陶芸体験
玉泉洞出口を抜けたところは一面が果樹園となっていた。
ハブ博物公園とこの玉泉洞出口は真反対の方向に位置しているため、端から端まで移動してきたことになる。
このうだるような暑さの中、長いパンツを履いてきたことを心底後悔する。玉泉洞内部は涼しかったから忘れていたが、ここは常夏の島『沖縄』なのだ。
果樹園
バニラってラン科だったのか・・・ まったく興味もなかったバニラについて高温地域でないと育てることが難しい植物。
茎は他の樹木等に絡みながら、長いものだと60mにも成長するらしい。
とりあえず喉がカラッカラな私達は、このバニラの木を見てバニラアイスを思い出し唾で喉を潤しながらお茶できるところを探した。
パイナップルは日本では沖縄が一番の生産量を誇る。
パイナップルジュースが飲みたいと騒ぐ娘を横に、ここまでの疲れがどっと出てきた。
かみさんも下の子も少し疲れてきている。
そんな中、少し歩いたところに休憩できそうなところが見えて来た。
フルーツ王国
王国村果樹園の中にあるフルーツ王国と呼ばれる売店には様々な果物やドリンク類、アイスなどを食べることができる。
時刻としては17時前ということもあり、中途半端に食べてしまうと夕飯が食べられない。だからここでは軽食で済ませることにした。
娘はマンゴーソフトクリームをチョイス、最近マンゴーにハマっているらしくどこにいってもマンゴーなものを注文しているようだ。
周りを見渡せば玉泉洞で一緒にいた外国人達が娘と同じようにマンゴーアイスを食べながら小休憩していた。
娘の疲れた顔に笑顔が戻る。
私は紅芋とバニラのミックスにちんすこうをトッピングする。
ソフトクリームはどの種類も一律350円、トッピングのちんすこうは別途50円という感じ。ちんすこうをアイスに絡めるのがこれほど美味いとは。
これは是非試していただきたい。
かみさんは搾りたてのマンゴージュースで喉を潤す。
横から子供達に取られ、結局もう一度買い直すことになった。7月下旬の沖縄は例年よりも気温が高く、日差しが強い。
海かプールに入りたいところだが、それは明日以降もできるので沖縄ワールドをもっと堪能しよう。
王国村のフルーツ王国は飲食スペースもそれなりに確保されている。
日差しを避けることができるだけでも十分だ。ひと休憩したら先に進むことにしよう。
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陶芸体験
フルーツ王国でソフトクリームを食べ疲れを取った私達はその先の建物があるところを目指した。
ここでは陶芸体験をすることができる工房があるということで、子供達はそれが楽しみだった。
上の子は問題ないにせよ下の子も一緒に作ることが出来るのだろうか?
陶芸体験が出来る工房に入るも、中には人がいる様子が見られない。
スタッフの人はどこへいってしまったのか?どうやら今は席を外しているらしい。
1、2分待ったところで女性の方が戻ってきたので陶芸体験について聞いてみた。
★陶芸体験メニュー
①ろくろコース 30分/1,620円
②型押しコース 30分/1,620円
③絵付けコース 30分/1,620円
④手びねりコース 30分/1,620円
4つのコースが用意されているが、どのコースも料金体系が同じというやっつけ具合。
自分で作った湯呑みがほしいということなので2人ともろくろコースに決定、上手くできあがるかな?
工房で受付を済ませ、エプロンを借りる。
男性の陶芸スタッフに習い、ろくろを回していった。初めは当然うまくいくはずもなく、何度目か繰り返すうちに段々と上達していく。
時間にして30分もあれば普通にコツを掴んでいくのだろう。ふたりとも私が想像した以上に上手な手付きで作りあげることができた。
出来上がったろくろはそのまま竃で焼き上げるわけだけど、受け渡しはその場ではできない。
期間としては約1ヶ月掛かるということなので、郵送で送ってもらうことになる。その場で受け取れないことを聞いた子供達は少ししょんぼりしていたが、仕方ないので諦めた。
1ヶ月という時間はここでの体験を忘れてしまうほど長い。おそらくここでの記憶が無くなるくらいのときに届くんだろうね。
琉球王国城下町
陶芸工房でのろくろ体験を終え、残りは王国村の琉球城下町を堪能して帰ることにした。
時刻としては17時半を過ぎていた。18時にはここを出発しないとホテルの夕飯に間に合わない。
少し早足になってはしまうが、沖縄っぽさを体験したく昔の町並みを体感してから沖縄ワールドを後にしようと思う。
昔の沖縄をそのままに残した古民家は赤い瓦が特徴のもの。
今まで調べたこともなかったので赤い瓦の意味するところをきちんと理解していなかった。
「沖縄には夏から秋にかけて猛烈な暴風がやってきます。長時間にわたる場合が多いので、瓦を葺き並べただけでは十分ではありませんでした。そこで、瓦が飛ばされないよう漆喰の使用を考えたのです。漆喰は男瓦の側面と継ぎ目に塗ります。それにより台風の被害を最小限に抑えることができるようになりました。また、台風対策のほかにも、琉球赤瓦は吸水性が高く、言い換えれば通気性が高いといえます。屋根の木構造を湿気から守り、かつ沖縄の強烈な日差しによる建物の温度上昇を和らげる効果があるのです」by SUUMO
赤い屋根にはそれなりに意味があるわけだ。前回沖縄に旅行に来た時には暴風雨を体験したため、当然の対策と言えるね。
沖縄の趣を感じることができる琉球城下町ももうすぐ終了。
おきなわワールドすべてを回りたかったものの3時間しか時間が無かったため、行けなかったところはまた今度来たときにしよう。
こんなに広い敷地面積があるとは思わなかった。駆け足で3時間は少し足りず、すべてを回ることを考えたら4時間以上は時間として確保したいところだ。
まとめ
ここ数年は都会で夏を過ごすことが多かったが、やはり南の島で過ごす夏は格別のものがある。
まだ到着初日ではあるが、明日以降は海もプールも楽しむ予定。
単純に空の色がいつもと違うだけで気持ちも変化する。一時、仕事のことは忘れて夏を満喫しようと心に誓うのであった。
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