古桑庵(こそうあん)は自由が丘にある隠れ家的な古民家カフェ!【和む空間】

山久でひとりランチを済ませた私は、ある場所に向かっていた。

ちょうど腹7分の状態を良いことに、ゆっくりとひとりカフェを楽しもうと考えたわけだ。そのまま向かった先はこれまた前から行きたかった古民家カフェの古桑庵。

ここであんみつを食べながらもの想いに耽るのが今の私の夢なのだ。山久に引き続き、自由が丘でも異彩を放つ古桑庵を紹介させていただこう。

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目次

初夏の日差しがピッタリな古民家カフェ『古桑庵』

しかしゴールデンウィークの自由が丘は混雑が異常だ。おそらく中国のメーデーも重なり、海外からの旅行者の多さもそれに拍車をかけているのだろう。

古桑庵は有名な古民家カフェだから、それなりに混雑しているだろうと覚悟はしていたが想像以上の人の群れに一瞬お店に入るのを止めようか躊躇した自分がいる。

ただ今日を逃すと、このお店に来る日がいつになるのか分からない・・・ そう、今日しか時間が無いのだ。

 

古き良き日本の『和』なテイスト

一歩足を踏み入れたら、そこには古き良き時代の日本庭園とも呼べそうな空間が広がっていた。

とにかく今日はひっきりなしに人が入ってくる。もう少し空いてる平日に来れるのがベストなのだろう、ピークタイムの15時から考えればまだ13時30分。ゴールデンウィークにこの辺の時間はまったく関係ないのね。

だいぶ待たされるのを覚悟したが、多分ここがカフェだと分からず興味本位で入ってくる人もいたため、少し待つだけで入れそうなところに救われた気がした。

 

店内はこんな素敵な感じなのか。窓際の席に座れば庭園を眺めながら甘味やお茶を堪能することができる。

こんな贅沢な時間の過ごし方をしたかった。ここでお茶しながら仕事したらはかどるだろうな。色々とイメージが湧いてきそうな、考えるべきことを考えられる空間。

古桑庵はそんな雰囲気を感じさせる場所だった。文豪とか普通にいそうだし、ここに来ただけで私も文豪になったような気がした。

 

ここが入口なのね。そして靴を脱いで中に入るわけだ、当たり前なんだけどこの辺だけでも小さな感動をしてしまう自分がいる。玄関から入り玄関から出る、家だね。

店内は満席のようだが、私の前に入った女性2人組の次が私のようなので、そんなに時間は掛からず案内してもらえそう。

靴を脱いですぐのところに小さいテーブルがあり、そこで席が空くのを待たせてもらうことになった。

 

もう1カ所しか靴を置くスペースがない・・・どこかの下宿先に来たような、そんな気分になった。

この古民家カフェは結構大きいのかな?

どれだけの人を収容できるのだろうか?

 

古桑庵の玄関に入ったすぐのところに待ちあいテーブルがあり、そこを背にしてみると左側と右側に部屋が別れるようだった。どちら側になるかは分からないものの、個人的には右側の大きな方の席に行きたかった。

左側は少しこじんまりした空間となっており、窓側の席が少ないような気がしたからだ。

何とか右側の部屋に行けないかなー。

 

左側の部屋はこのような感じ、全部で4つのテーブルがあるので基本的には8人収容が限界といったところか。

私と同年代くらいの人が多いのかなんて勝手に考えていたが、メインで多いのは20代前半の若者ばかり。この古民家な空間が若い人には逆に珍しいのだろう。

中庭を眺めるには2カ所のテーブルに座れないと難しいため、なんとしても右側の部屋に行きたかった。

どうやら私の席ができたらしい。

 

広いテーブル・畳は心地よい

願いが通じたのか通されたのは右側の部屋だった。しかも4人掛けのテーブルしか空いてなかったようで、そこにそのまま座ることに。

豪華な金龍が象られたテーブルが時代を感じさせるアンティーク仕様のものなのかな?こんな空間でお茶ができることはそれほど無いだろうし、自分へのご褒美のようなもの。

こどもと一緒に入れるような雰囲気ではないため、大人がお茶を楽しむ場所なのだ。

 

今更気付いたことだが、やはり畳は心地よい。ここに座るだけで実家を思い出す、自然と心が落ち着く空間と言うのだろうか。

自由が丘にこんな素敵な古民家カフェがあるなんて・・・ 住んで8年が経過する今日はじめて体験することだった。

この自然な時間の経過が味になってる、日本の良さを再確認させられた。本当に素晴らしいカフェだ。

 

部屋の奥には日本を代表するアイテムとして、掛軸と日本刀が飾られているが和室との調和がはんぱない。

室内にはいたるところにこのような風情を感じさせる骨董品が置いてあるが、先々代の方が収集したものらしい。自然な形で部屋に溶け込んでいる。いつまでもここに居たい、そんな気持ちにさせられる場所。

ただ、外を見ればひっきりなしに人の往来があるため気にならないかと言えばウソになる。この辺は人気店なので仕方のないところと割り切り、土日の空いてそうな時間に次は利用させてもらうことにしよう。

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メニュー

これを見れば分かる通り、もう何年も使いこまれたメニューブックにも味を感じてしまう。

ここの店員さんは比較的落ち着いた年齢の女性が多い。外国人観光客も多いためか英語で四苦八苦しながら何とかやりとりしているところを見ると経験なんだろうなと一人で感心してしまった。

 

古桑庵のメニュー                                                                        

抹茶 830円 ホット抹茶オーレ 830円
アイス抹茶オーレ 830円 抹茶フロート 930円
レギュラーコーヒー 530円 アメリカンコーヒー 530円
カフェオーレ 530円 カプチ-ノ 530円
アイスコーヒー 630円 アイスカプチーノ 630円
コーヒーフロート 730円 イチゴミルク 530円
バナナミルク 530円 紅茶(レモン・ミルク) 530円
古桑庵風黒蜜オーレ 530円 あんみつ 830円
クリームあんみつ 930円 古桑庵風抹茶白玉ぜんざい 930円

私はいつものアイスコーヒーに、クリームあんみつをオーダーすることにした。

 

美味しい

クリームあんみつはほとんど待たされることなく持ってきてくれた。ランチの後に食べるものとしてはピッタリなアイテムだが、少々サイズが大きい。

中に入っているフルーツはメロン、オレンジ、キュウイ、みかん、モモ、あんず?など。ふんだんにフルーツが盛られ、バニラアイスと絡めて食べたら最高だろうね。

 

黒蜜をかけてメロンからはじめフルーツ類を食べる。

この辺は普通に美味いので何も言うことは無い、まさに自分が想像した通りの味と一緒で安心感と美味しさが私の心を落ち着かせてくれた。

緊張ではないが、人の多さに少し圧倒されていたのかもしれない。クリームあんみつを一口食べてからやっと平常心に戻れたような気がした。

美味しいからいくらでも食べれてしまう・・・

 

アイスコーヒーの味はどうなんだろう?

抹茶系のドリンクを頼もうとも思ったが、どうしても食後はコーヒーが飲みたくなってしまう。

悩んだ挙句に私はいつも通りアイスコーヒーを注文してしまった。自分の習慣を変えるのは本当に難しいことだ・・・

 

ミルクとガムシロがコーヒーに溶け込んでいく。

さすがにクリームあんみつを完食したからか、急に眠気が私を襲ってくる。

時間を忘れてコーヒーを楽しみながら、あわよくばこの畳の上で大の字になって寝てしまいたい。

ちなみに、このアイスコーヒーも格別の美味しさであったことを付けくわえておこう。

 

やはり、この室内から見る庭の景色は格別のものがあった。今日みたいに天気の良い日だからこそなおさらそう感じるのだろう。

天気の良い休日の午前中に、この窓際の席で飲むコーヒーは格別の美味しさだと思う。

桑の古材を使用して作られたこの茶室は、昭和29年に完成したものということなのでかれこれ今年で63年目を迎えることになるわけだ。

古きものの良さを改めて感じることができた一日だった。

 

まとめ

いつまでものんびりしていたい。

そんな思いを感じさせるお店だった。このお店に来るのは晴れた日が望ましい。

陽の光を浴びた庭の風景はとても自由が丘にいることを忘れさせてくれる。一見外から見てこのお店がカフェだとは誰も思いつかないだろう。

普通に古民家だと思って通り過ぎてしまうと思う。ただ最近は人の往来が激しいため、ここの前を歩けば目に留まるかもしれないが・・・

今日は混雑していたので、次はもう少し人がいない時間帯に利用しようと思う。

アクセス

古桑庵(こそうあん)

住所:〒152-0035

   東京都目黒区自由が丘1-24-23

   

電話:03-3718-4203

営業時間:11:00~18:30

定休日:水曜日

業態:カフェ、甘味処

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