山本のハンバーグは史上最高クラス?自由が丘店でディナーを食す!

最近歳のせいか全く疲れが取れない。今日もなんだかんだで残業終わりは21時を過ぎていた・・・

20時頃にかみさんからのLINEに気づく。内容はと言えば

今日夕飯作ってないから食べて来て

まあそういう日もあるだろう、とりあえず今日終わらせる範囲の仕事を片付ける。

飲んで帰るという選択肢もあったのだが、体が疲れすぎている今、とりあえずは自宅近くで食べて帰りたかった。

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目次

なぜ俺のハンバーグ山本(山本のハンバーグ)だったのか?

山本のハンバーグ店前の細い通り

いつものようにラーメンを食べて帰ってもよかったが、今日に限って言えば疲れすぎているせいかゆっくりご飯が食べたかった。

とはいえ、何が食べたいのかもはっきりせず、そして働かない頭をどうにか回転させてどこに行きたいかを絞り出そうとするも、何も出てこない。

 

フラフラと行先も分からないまま、あてもなく歩いて行った先に見えたのが『山本のハンバーグ』だった。

このお店は旧名があり、ちょっと前までは『俺のハンバーグ山本』という名称で、自由が丘に住んでからは中々行く機会が無く一度は行ってみたいお店の一つだった。

 

山本のハンバーグ自由が丘店の少し手前

何度もこの通りを通ったことはあったが、22時を過ぎようとしている時間帯にこの道を通ることは今までなかった。

フラフラよろよろとお店の前らへんに来た瞬間、お店の灯りに自分の意識が覚醒するのが分かる。

 

「こんな時間に営業していたのか?」

 

人間の常識とは恐ろしいもので、無意識のうちに様々なことを決めつけてしまっている

自由が丘にあるハンバーグ屋がこんな深夜に営業しているわけがない

自分の中の常識は疑ってみた方が良い。そんなことを気づかされた夜だった気がする。

 

オレハン(俺のハンバーグ山本の略)は土日になると行列になるほどの人気店になってしまった。平日のこの時間は幸いにも空いてそうな雰囲気だったので迷わず入ることに決めた。

史上最高のハンバーグ!?俺のハンバーグ山本自由が丘店

山本のハンバーグ自由が丘店内の雰囲気

俺のハンバーグ山本店内のテーブル

店員さんに促され少し広めのテーブルに着くことになった。この時間帯からハンバーグを食べるというのも大学生以来のことかもしれない。

ゆっくりと夕飯を食べる

今日のテーマはまさにそれに尽きるのだった。

以前から入りたいと思っていたお店に入れたせいか、あれだけまったく働こうとしなかった自分の頭に血の巡りが戻ってくるのが分かる。少しづつ視界が開けていくのが実感できた。

 

真っ赤な革張りのソファ

店奥のソファとチェアーに関しては、お店のイメージカラーと同様に鮮やかなレッドで統一されていた。

特に広島出身の主人がカープ好きだからということで赤色にしたわけではなく、これまた広島のマツダアテンザが好きなオーナーだからこのアテンザカラーにしたということでもない。

 

まだ頭は完全に働いていないものの、鮮やかなレッドの革張りのソファーは居心地を求める今日の私にはしっくりくる座り心地だった。

あーなんかホッとする。

 

山本のハンバーグ自由が丘店店内

店内を見まわすと私以外のお客さんは、私と同世代と思われるカップル一組と30手前位の女性2人組のみ。

時間が22時ということもあり、なかなかハンバーグを食べるというのも若い人を除いては危険な時間帯に突入しているのは確かだ。

よくよく考えればラーメンだって同じようなもんだろうし、今日はどうしてもラーメン以外を食べたかったから良いんだけどね。

 

お店の中の黒板に書かれた文字

野菜ジュースの取り扱いがあるのか?

ハンバーグを専門にしている店にしては、野菜に関する情報がチラホラと見受けられるこれは40を迎え、色々なことを終わりから逆算して見るようになった自分からすれば有難い配慮だった。

普段どれだけ野菜が取れてるだろうか?土日に食べてはいるものの、絶対量はまったく足りていないだろうし・・・

 

山本のハンバーグ自由が丘店メニュー

山本のハンバーグ自由が丘店メニュー

お店の外にある看板と同様のデザインのメニュー表、ここ最近太り過ぎてしまったことへの罪悪感はどこへやら。

メニューの中身を見るのが楽しみでしょうがない。所詮人間なんてものは業の塊みたいなもんだ、痩せなきゃという内の想いとは裏腹に脳は『肉に喰らいつけ!!』と指示を出している。

理性よりも、食欲が勝り食べたいものを迷わず食べようと欲望が理性をねじ伏せた。

 

山本のハンバーグ自由が丘店メニュー

山本のハンバーグ自由が丘店メニュー                                              

ほそびきハンバーグ 1280円 あらびきハンバーグ 1280円
ガーリックハンバーグ 1280円 鬼おろしポン酢ハンバーグ 1280円
ハンバーググラタン 1530円 アボガトチーズハンバーグ 1530円
トマトのせハンバーグ(数量限定) 1530円 彩り焼き野菜ハンバーグ(自由が丘限定) 1580円
クワトロチーズハンバーグ 1680円 Wハンバーグ 1800円
山本のハンバーグ(名物) 1780円 季節のハンバーグ 原価
お子様ハンバーグプレート 300円 お子様ドリンク(オレンジorリンゴ) 100円
焼きカプレーゼ 580円 俺のコロッケ(3個) 480円
しらすとブロッコリーのアヒージョ 780円 ゴルゴンゾーラ風味のポテトサラダ 600
シェフのお任せサラダ 780円 風きんぴら シェリービネガー風 680円
ガーリックトースト 400円 野菜の瓶詰めピクルス 420円
ミニサラダ 280円    
目玉焼き 150円 チーズ 200円
アボガドのディップ 250円 きのこのソテー 250円

山本のハンバーグドリンクメニュー                                         

アイスコーヒー 480円 ホットコーヒー 480円
カフェラテ 520円 エスプレッソ 480円
烏龍茶 400円 オレンジジュース 400円
リンゴジュース 400円 コカ・コーラ 450円
ジンジャーエール 450円 モナンのメロンソーダ 450円

メニューを開き内容を見ていても、どれを選べばよいのか分からない。

どのメニューも魅力的だし、この中から一つを選ぶのはかなり困難な作業だった。頭はとっくに働く状態になっているのに・・・

 

それだけ山本のハンバーグメニューは魅力的だったわけだ。

 

国産黒毛和牛・国産牛を使用し、ほそびき・あらびきを使い分けたお肉は山本のハンバーグこだわりの大きなポイントの一つだ。

いや~まじで選べない・・・

中々決めることができない私のもとに店員さんがきて、詳細を説明してくれた。

 

メニューの中身

一通り説明を聞いてまた少しの時間選び直すことに・・・

でも、やはり選び抜くことは出来なかった、久しぶりに真剣になったのかもしれない。

最高に腹減りな状態の私は、コンディションで言えばまさに『ハンバーグを食べるために生まれてきた』と呼ばれてもおかしくないほど完璧な状態になりつつあった。

メニューの中にも記載のあった『ハンバーグという”ごちそう”』を目の前に、どいつを食べてやろうか、むしろ2つ注文しても食べきれると思えるくらい胃袋は最高のコンディション。

 

店内に飾られた絵

いっこうにオーダーの決まらない私に業を煮やしたのか、それとも心配してなのか、また店員さんがやってきた。

 

私が迷った挙句に注文しようとしたトマトのせは完売、もうひとつのメニューも同様に完売済だった。

でも、女性の店員さんは決して怒りに任せてというわけではなく、笑顔で決めかねる私の背中を押すがごとく選択肢を狭めてくれた

このおかげもあって最終的には、お店の看板でもある山本のハンバーグをオーダーするに至ったのである。

 

最終的に、いつものアイスコーヒーに山本のハンバーグ、ミニサラダをオーダーしたのであった・・・

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山本のハンバーグはうまさの予感・・・

アイスコーヒー

一番初めにやってきたのはアイスコーヒーだった。

ハンバーグ屋さんのアイスコーヒーに大した期待はしていなかったが、これが想像を裏切ってくる。

うまいのね・・・普通にそこら辺のカフェよりもまろやかで、それでいて丁度いい苦みが疲れた身体に染み渡る。

 

ここのハンバーグが美味いのは間違いない!

 

そう確信した瞬間でもあった。

 

ナイフやホークはなく箸

ハンバーグ屋で食事をするときに想定するナイフとホークの存在が無い。

山本のハンバーグは日本人の食生活に欠かすことの出来ないベースにある『箸』が基本なのだ。

これは結構意外だった。普通にナイフとホークだと思ってたけど。

 

野菜ジュース

リンゴや人参、モロヘイヤ等から抽出した野菜ジュース。

これはハンバーグを食べる前に野菜を採れば太りずらいというところから来ているのだろうか。

一気に飲み干した感想は、とても飲みやすく味も最高に美味しい

一日の疲れが吹き飛んでいくような、そんな効果すらあるような気がするほど、このワンショットの野菜ジュースには回復力があるのかもしれない。

 

ミニサラダ

次にやってきたミニサラダは、とてもミニと呼ぶにはボリューミーな盛り付けだった。

野菜へのこだわりは、お店の売りの一つにもなっていて契約農家から直接仕入れを行っているか、もしくは自家農園で作られた無農薬の有機野菜を使っている。

一口、またひとくちと噛みしめながらその野菜の美味しさに驚きつつも、最高の満足感を感じてしまう瞬間でもあった。まだハンバーグは食べていないけど、このサラダは絶対にオーダーしなければいけないと思う。

それだけ満足度が別格だから、むしろこれだけ食べて帰っても良いくらい。

 

『山本のハンバーグ』登場!!

山本のハンバーグ

オーダーから約15分くらいか、ついに山本のハンバーグが登場!

あっつあつの鉄鍋に入れられたハンバーグは、ぐつぐつとデミグラスソースが煮え立つ中、ドーンと中央やや下に配置されていた。

ゴツゴツのポテトにナス、ピーマンがサイドに置かれ、たまごがアクセントの一つになっていた。

 

ごはんとみそ汁がセット

基本的にごはんとみそ汁がセットなのだが、このごはんにもこだわりが詰まっている

ハンバーグに合う最高の米を選ぶ過程で、ドンピシャだったのが『ひとめぼれ』だったよう。ごはんはお替りが自由なのでわんぱく少年はいくらでも食べて良い。

見た目だけでも、これだけ美味しそうなのにこれ以上、何を言葉にすればよいのだろうか?

 

ハンバーグをひとつかみちぎると中からチーズが

ハンバーグを箸で一掴みしたところ、中からとろ~っとした物体が・・・

これがゴルゴンゾーラチーズなのか、それともバーグの表面を覆っているものがゴルゴンなのか、正直良く分からなかった。

はっきり言ってしまえば、そんなこともうどうでも良かった。

そんなこと考えることなく、ひとめぼれを噛みしめながら、出汁から取られたであろうみそ汁をすすりながら、ただひたすらこの夕飯をゆっくりと楽しみたかった。

 

ほそびき、あらびきが半々な山本のハンバーグ

店員さん曰く、名物山本のハンバーグはほそびきとあらびきが半々の割合ということらしい。

その効果がどこにあるのか、私は専門家ではないので詳細は分からない。ただ、この物体を胃に流し込みたい衝動だけ。

見るからに食をそそられる見た目、そして芳醇な香り、とりあえず口の中に流し込む。

 

・・・

・・・・

・・・・・

うまい

 

これは史上最高のうまさだ。

 

山本のハンバーグの肉

うまい

本当にうまいものに出くわした際に、人がとるリアクションは2通りに分かれると思う。一般的には、

 

うまいーーー!!!!

 

なのかもしれないが、私が今日受けた静かなる衝撃はどちらかと言えば

 

・・・・うまい

 

だった。

なぜだろう、こんなに感動したのは久しぶりだった。人間はあまりに感動し過ぎた際には言葉が出ないという心境を良く聞くがあながちウソではないことが今日理解できた。

本物の味に出会ったおかげなのか、今食べたばかりなのにもう一度食べたくなる味。

それが山本のハンバーグの凄さなんだと心に刻み込んだ。

 

かみさんが行ったらしい・・・

お子様ハンバーグ

かみさんが息子を連れてランチをしてきたらしい。私と同様にハンバーグの味に感動していた。正確にはハンバーグもそうなんだけど、やはり有機野菜と野菜ジュースに感動したようだ。

もう一つの感動はお子様ハンバーグのボリューム感、エビフライとハンバーグの最強タッグがしかもこのボリューム感で何と300円という破格の料金。

食べ盛りのこどもを持つ親としてこの配慮には頭が上がらない。益々好きなお店の一つになってしまった。

 

山本のハンバーグ自由が丘店まとめ

最高の夕食を完食

本当においしいものが体の隅々まで行き渡った時に、人間はふと幸福を感じることができるのだと思う。

そんな幸福な瞬間を感じることができるハンバーグ、それが山本のハンバーグということになるのが私の結論だ。ごちそうというのは本来、そのようなものなんじゃないのかな。

 

日々時間に追われ、食事の時間を大切にせず、短い時間で胃袋を満たすだけのためにする生き長らえるためだけにする行為。そんな日常から一歩俯瞰して自分を見ることができた瞬間だったような気がした。

私が8年自由が丘に住んで史上、間違いなくベスト3に入るお店のひとつになった。

ズタボロになったときには、また再訪させていただこう・・・

山本のハンバーグ自由が丘店アクセス

山本のハンバーグ自由が丘店(旧俺のハンバーグ山本)

住所:〒152-0035

   東京都目黒区自由が丘1-13-4

   シャイン 自由が丘 102

電話:03-6421-2241

営業時間:11:30~17:00 15:00~23:00

定休日:無休

業態:洋食屋、ハンバーグ

 

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