この間、娘と母の日のプレゼントを買いに自由が丘を散策した。そのときのもようはこちらから。
色々周っている途中で亀屋万年堂前を通った。
この数年、リニューアルオープンに向けて工事中だったが、ついに4月16日オープンしたらしい。
リニューアルオープンの日は行列ができ、その列は駒沢公園まで続いたという・・・(半分ホント)
前の建物も趣のある昭和の香りを残したいい雰囲気だったが、リニューアルした総本店もキレイでなかなか良い感じ。
前はカフェスペースが無かったため、キレイなカフェが併設されたのは万年堂ファンにはうれしい限りだ。
鶴は千年、亀は万年、自由が丘亀屋万年堂がリニューアルオープンしたので行ってみた。
※2019年10月現在、本店カフェは閉店しています。
亀屋万年堂の歴史
創業は1938年。第二次世界大戦のため1941年から1945年は閉店したが、終戦後の1946年から営業を再開し、1948年、合資会社亀屋万年堂として会社を設立する。亀屋万年堂の代名詞・ナボナは1963年より発売を開始、1967年に王貞治(当時巨人軍選手)をコマーシャルに起用し「ナボナはお菓子のホームラン王です!」のフレーズで人気を高め、工場の増設、1974年には本社を移築するなど躍進を果たした。この会社の目玉商品となっている「ナボナ」と呼ばれる洋菓子はイタリア・ローマにある「ナヴォーナ広場」にちなみんで名付けられた。
引用元:wikipedia
何と今年で創業77年目を迎える。
しかも7のゾロメとは運が良いので、今年は過去最高益を迎えるだろう。
上記歴史が示すように、
亀屋万年堂=王貞治なのだ。
このTVCMによって看板商品のナボナは亀屋万年堂のみならず、和菓子の代表に踊り出たのだ。
ナボナはお菓子のホームラン王
王 貞治
言わずと知れた日本球界最大の功労者であり、長島茂雄とともにジャイアンツのV9を支えた生きる伝説であり、1977年に初めて国民栄誉賞を受賞した人物でもある。
監督としても巨人・ソフトバンクでの実績はもとより、ワールドベースボールクラシック2006の祈念すべき第1回大会において日本を初代王者に導いている。
世界の「王貞治」なのだ。
おまえなんかに解説されたくない!!そんな声が聞こえて来そうだが、そんな大選手が随分とお茶目なCMに出ていたなと。
これは亀屋万年堂の現会長である国松彰が元巨人の選手だったこと(これも凄い話だが)、王の先輩だったことで実現できたことだった。
これだけ偉大な経歴を持ちながら、お茶目なことも出来る。
これが出来るからスーパースターなのだろう。
王さんの隣にいる人物が今の亀屋万年堂を支える若社長だ。
年は私と変わらないか位だと思うので30代後半というところか。
その若さを活かして、どんどん斬新なアイデアでよいものを生み出していただきたい。
和とスイーツの融合
茶房開設
定番商品の販売とは別にすぐ隣に「茶房」が開設された。要はカフェである。
これは万年堂ファンにはたまらないだろう。
リニューアルしたばかりの店内には心地よい新木の香りと、適度に感じのよい接客で和める。
そう、表現としては「和める」のだ。
自由が丘散策をした後に、お土産買ってそのまま一息出来る。
これから暑くなるにしたがって利用者も増えるだろう。
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メニュー
ようかんやどらやき、くずもちみたいなラインアップを想像したが、開けてみてビックリした。
パフェじゃん。そういちごのパフェ(期間限定)が、うちの娘にドンピシャだった。
白玉ぜんざい+パフェ+ナボナみたいなイメージか?娘は気にったのか凄い勢いですべて食べきった。
コーヒーもとてもおいしい。
食べ終わると同時に熱っついお茶を出してくれる。
これがまた和むんだ、さすが亀屋万年堂!!最後は現代では珍しくなくなったスタンプカード。
深い紫色が貴賓高さを表すデザインとなっている。
2016年7月再訪
ルピシアコラボティー
久しぶりに再訪してみると、紅茶専門店であるルピシアと共同でナボナに合う紅茶を開発しているではないか!
完全に自由が丘総本店限定の販売になるため、欲しい人はここまで買いにこないといけない。
老舗であっても時代にマッチしたことを積極的にトライする姿勢がとても好感の持てるものだった。
プレミアムナボナ
フレッシュバターとオリジナルチーズを用いて開発されたプレミアムナボナについても自由が丘総本店限定のメニューになる。
濃厚で贅沢な味に仕上がっているらしく、一つ買って帰ろうとも思ったが今日はカフェに立ち寄るからまた今度。
これもまた新しい取り組みあることは間違いない。
カフェ
今日のお目当てはナボルチェだ。このナボナを使ったであろうパフェを食べることが目的である。
娘はこれともう一つのナボルチェメニューであるいちごを選択した。
このナボルチェメニューに300円をプラスすることでドリンクを追加することが出来る。
かみさんはホットコーヒーで、私はいつものアイスコーヒーを注文した。
ナボルチェ(苺)
娘が望んだナボルチェがやってきた。かなりボリューミーなので一人で食べきるのは難しいだろう。
私は黒みつきな粉を注文しているので、かみさんに苺ナボルチェを託すことにした。
コーヒー自体は言うまでも無く濃厚で美味しいとのこと。
ナボルチェ(黒みつきな粉)
私がオーダーしたナボルチェ黒みつきな粉がやってきた。
この見た目で不味いはずがないだろう。我慢できずに一口食べてみると最高に美味かった。
アイスコーヒーの出来も何も問題ない。ゆっくりとお茶をするのには亀屋万年堂は良い選択肢の一つだと改めて感じた。
とにかくこの黒みつきな粉のナボルチェが美味くて仕方なかった。
一人で食べるには少し多いような気もするが、このくらいスイーツ好きな人であればペロリと完食してしまうだろう。
またもう一回来たいと思わせるクオリティだった。
まとめ
今回のリニューアルオープンは今後の創業100周年へ向けての足掛かりに過ぎない。
世代交代した若き社長の舵取りで今後、亀屋万年堂はどう変化していくのか。
そして、王貞治の血を受け継ぐのは誰なのか?そっちも気になるところである。
アクセス
住所:〒152-0035
東京都目黒区自由が丘1-15-12
電話:03-3717-0400
営業時間:9:30~19:30
定休日:不定休
業態:和菓子店・カフェ
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