自由が丘でクリスマスを感じる瞬間はやまほどあれど、イベントとして大きなものをやっていた記憶はあまりなかった。
でも2016年、今年のクリスマスはいつもにも増して力を入れているような気がするのは私だけだろうか?
日本人は年末年始のこのせわしなさが好きな人が多いと思う。去年は一切触れることもなかったクリスマスについて、自由が丘で行われるイベントを交えてクリスマスの雰囲気が伝わればと思う。
自由が丘で過ごすクリスマス
クリスマスに似合う街ランキングなんかがあったら、確実に上位に食い込みそうな気がする自由が丘。
この地に住んで早8年、住めば住むほど味が出る良い街だ。クリスマスイベントを行うことなんてあったんだね、去年は何故気付かなかったのか?
大きなクリスマスツリーは南口にあるけれど、メインのイベントはやはり正面口を抜けた広場ということになりそうだ。
クリスマス待ちきれない広場
今日のランチは煌家で済ませ、そのあとは二子玉川に行く予定だった。
でも、駅に向かう途中の『クリスマス待ちきれない広場』において、子供たちが好きであろうクリスマスリース作りにフォトフレーム作成、コンパクトなクリスマスツリーを作れるイベントが行われていた。
こどもたちがこのイベントスペースに立ち寄らないわけがない。
広場に入るとどこのブースも人でごった返しになっており、すぐにスタートすることが出来なかった。
まずはクリスマスリースを作るコーナーに並んで様子を見よう。シーズン真っ只中ということもあり、賑わいは結構なものだった。
娘と息子は追いかけっこをしている状態、いつもであればこの駐車場から出るとすぐに通りに面しているので目を離すことが出来ない場所であるが、今日に限っては歩行者天国ということもありそこまで神経質にならずにすんだ。
意外に早く席を立ってしまった子供たち・・・
あんまり待たずにリース作りを開始することができた。大概自由が丘でイベントがあるときは必ず産業能率大学の学生が関わってるんだけどいつからなんだろう?
そんなどうでも良いことを考えながら、娘はかみさんと、息子は私とクリスマスリースを作る。当然3歳の息子にリースを作らせることができるわけもなく私が全ての工程をやることになる。
いざ、やってみると集中してしまい自分が一番夢中になっていたような気がする。
一人1カテゴリーにしか参加できないということだったが、娘はそれに納得することができないようで隣のクリスマスツリー作成ブースに勝手に移動してしまった。
その姿に注意されるかと思いきや、特にそのような様子もなく結局クリスマスツリーを完成させる。ここまでで掛かった時間は35分、今日二子玉川に行くのは止めにしよう・・・
あっ!サンタだ!!
娘や息子が見たらおもちゃをせがむんじゃないだろうか?
あのサンタの恰好をした人に迷惑が掛かるから、二人の目には映さないようにしようと配慮するも見つかってしまう。
『あ、サンタだ』
えっ!それだけっ!?
美しいものを見分けることができる審美眼が備わっているというのか?ただのおっさんということを見抜いているかのような、そんな眼差しだった。
結局3つ目のフォトフレーム作りまで済ませ、すべてを制覇して終わることになった。
こども達にとってはクリスマスは特別なもの、真剣な眼差しで作る娘の姿に大きくなったなーと感慨深い気持ちにさせられた。
作ったものは持って帰れるので、袋に入れてもらいこの場所をあとにする。
BACK TO THE FUTURE
駅前に着くと、バス停の前あたりに人だかりができていた。
それは遠目からでも分かる有名すぎる車が置かれていたからだ。
『デロリアン』
そうあの私と同年代くらいの人には有名過ぎる『BACK TO THE FUTURE』に出てくる未来と過去に行くことが出来る車のことだ。
そうだ、私が小学校3年生の時に土曜洋画劇場だかなんだかで放映されていたのをたまたま見かけ、途中から見だした割には見終わった時に感動してしまった。
ストーリーの良さ、マイケル・J・フォックスの素晴らしさも大きい要素ではあったが、心躍る気持ちにさせられたのはそのデロリアンの存在だったのかもしれない。
デロリアンはゴミを燃料にして走行する車だったな。
時を同じくしてか2か月前にこの映画が見たくなり娘と一緒に見ていたわけで、このイベントを予知していたということなのか?
どうでもいいけど助手席に誰かのサインのような文字が見えるが、この車は実際に映画で使われたものなのだろうか。
このガルウイングがあまりにも有名なデロリアンは、実は実際に販売されていた車だとどれだけの人が知っているのだろうか?
私は今日までその事実をまったく知らなかった。デロリアンという言葉は元々車の名称ではなく、製造している会社の名前だったのだ。
DMC(デロリアン・モーター・カンパニー)、それがデロリアンを製造・販売していた会社で1982年に同会社は倒産している。
今の中古車市場でも1000万円くらいで取引されているようで、コレクターには堪らないアイテムの一つなんだろう。
久しぶりに少年時代に戻ったかのような錯覚に襲われた。デロリアンを見れただけでも今回のクリスマスイベントは成功したようなもんだ。
そのくらいデロリアンを見れたことが私にはとても大きな出来事だったわけだ。
スポンサードリンク
イルミネーション
LUPICIA
クリスマスイベントが駅前でやってるということで17時にもう一度家を出て自由が丘駅前に向かう。
途中ルピシアの前を通るが、ここもイルミネーションが施されておりクリスマスの雰囲気を感じさせるものになっていた。
イルミネーションしているのはルピシアだけではなく、駅前には大きな催しがされている。
ここで止まらずにチャリンコを漕いで駅前に向かった。
TODAY’S SPECIAL
これはトゥデイズスペシャルの中にあったクリスマスツリー、あまり外国っぽい雰囲気と言うよりは和なテイストの方が感じられるデザインになっている。
この時期にふさわしい雑貨がたくさん展示されていた。
LA VITA
期待していたラヴィータのイルミネーションはそれほどのものではなかった。
それなりに人が来ていると思いきや、まったく誰もいない空間に少し怖気づいてしまった私がいる。
以前も取り上げさせていただいたが、意外に夜に来ると怖いのがラ・ヴィータなんだな。
ほのかにイルミネーションしているというのが正解なんだろう。
こんなに素敵な場所をイルミネーションしないでどうなるんだ、なんて文句を言う人がいるかもしれないがここにお店を構える人たちは営業終了時間が早い。
イルミネーションなんてしている暇はないわけだ。
Lints
チャリンコを漕ぎながらリンツ店前にあるクリスマスツリーを激写、もっとカメラが高性能化したらチャリンコに乗って撮影しようが手ぶれが起こらないモノになってそうだ。
ゴディバもリンツもクリスマスシーズンは、稼ぎ時だろうから展示品にも力が入るだろう。
Luz
Luzにはヤギに似たオブジェが置かれていた。今年の目玉はこのヤギなんだろうか?
たぶん、私がヤギだと思っているだけで実際にはヤギじゃないのかもしれない。
トナカイか?分からないけど、とりあえず駅前に向かうことにした。
自由が丘駅正面口前
駅前の広場には人だかりができていた。聖歌隊が清しこの夜を熱唱しており、クリスマスムードは最高潮に達した瞬間でもあった。
遠目で見えるイルミネーションはとてもきれいで、いつもの自由が丘っぽさはあまり感じなかった。
やっぱりクリスマスはビッグイベントの一つだよなーなんて、一人でウンウンと唸りながら南口の方に向かうことに。
人だかりの真裏からイルミネーションを見る。
ここから見た方がより細かいディティールが分かり、美しさが際立って見える。
チャリンコを飛ばして見に来た甲斐があったというものだ。
白樺通り入口
いつもであれば地味な印象しかない白樺通り入口でさえも、イルミネーションによって多少は幻想感が出てていいじゃん。
ここを入ったところに素敵なクリスマスリースが飾られているのは、既にリサーチ済のこと。
自由が丘とクリスマスは良く似合うと思う。これからこのシーズンはもっと賑わいを見せてきそうな感じがするのは私だけ?
こんなに素敵なクリスマスリースを白樺通り入口を入ったすぐに置くなんて、もったいない・・・
もっと目立つ駅前広場に固めて置いた方がイベント感が出るんじゃないだろうか。
駅前のボリューム感が少なく感じてしまうのは、ステージを取り払ってしまうから?
あまり時間がないのでトレインチへ行くことに。
trainchi
今年はトレインチにツリーは置いていなかった・・・
しかもYoko’s french toastは閉店してしまったのね・・・
私が自由ヶ丘に引越してきた位にできた商業施設がトレインチだったが、今では南口緑道か、学園通り近辺に話題を持っていかれてしまった感が強い。
現在工事中のステータスだが、次はどのようなテナントが入ってくるのだろうか?
マリクレール通り周辺緑道
モンソーフルール前を勢いよく過ぎていく。
チャリンコに乗ってもそんなに寒いわけでもなく、もうすぐお目当てのクリスマスツリーの下に着くところだ。
結婚してからというよりも、自由が丘に住むようになってからこの緑道のクリスマスツリーが点灯しているところを見たことが無い。
その逸る気持ちがチャリンコを漕ぐ速度に表れてしまったのかもしれない。
見えてきたーーー
クリスマスツリーは想像以上に美しかった。こんな景色が毎年見えるんだったら、どんなに寒くても見に来るべきだ。
こどもが小さいから17時以降外にでることは少なくなったが、クリスマスくらいは外に出てもいいじゃない。
だってこんなにきれいなツリーが見れるんだったら、絶対に見た方がこころに焼き付くような気がするから。
次の土曜日には家族でこのツリーを見に来ようという気にさせるほど、自由が丘のクリスマスツリーは美しかった。
そのまま自由が丘MAST前を通り過ぎ、スイーツフォレストの方面へ向かった。
日曜日は私が子供たちをお風呂に入れる当番であり、お風呂に入る時間は17時半と他のご家庭よりも早いと思う。
あまり時間がないので、家に帰る途中にスイーツフォレストのイルミネーションだけ確認して帰ることにした。
sweets forest
スイーツフォレスト前もクリスマスムード満載の雰囲気だった。
わずか3週間ばかりの飾りつけかもしれないが、これが人の心に色々な夢を見させてくれる。
華やかであればあるほど、なんだか同時に切ない気持ちになるのは私が年をとったせいなのだろうか?
まとめ
クオカ前にあるクリスマスツリーも完成度が高かった。
チャリンコで一周するのもそんなに時間はかからない。
自由が丘でデートするなら確実にこの時期なのかも、イルミネーションされた街並みを歩きながら二人の距離感を縮めていく・・・
こんなことを考えながら今年もあとわずか、ラストスパートするのみだ。
コメント