なんだかイライラする・・・
ここ最近、公私ともに絶好調の私はルンルン気分だったせいもあり、家族サービスを兼ねて今日のランチは好きなものを奢る予定だった。
その代わり普段行かないお店にしようと決めたものの、みんなの意見が一致しない。個人的にはステーキが食べたかったので腰塚に行きたかったが、娘は麺でないと嫌とのこと。
かみさんは辛いものが食べたいというし、息子はここ最近の行動パターンになっているマミーでウルトラマンの怪獣がほしいと泣き叫ぶ。
あーもーやだー
※妻家房は2019年3月31日閉店いたしました。
自由が丘で韓国料理を食べるなら妻家房へ!
結局マミーで怪獣を買い、そんなこんなをしているうちに入れるお店が無くなってきた。洋食屋ブラームスでカツカレーでも食べたかったが、こんな日に限って満席、ついてねーなー。
口調も悪くなり、家族の空気も険悪になる中、かみさんが『辛いもの食べよう』とこれまた自己中心的な発言。そもそも子供たちが食べられるのかよと怒りを表す前にお店の中に入って行ってしまった。
お店の雰囲気
韓国の家庭料理が気軽に味わえるというコンセプトっぽいお店で、過去長女を妊娠しているときにかみさんと一緒に来たことがあるくらいだった。
お店自体は広いし、私も韓国料理は大好きな方なので特に問題は無かったのだが、子供たちが食べられるものがあるかが心配だった。
最悪はお肉と辛みを抜いたメニューに仕上げてもらうつもりでお店の中に入っていく。
11時30分とまだランチタイムというには少し早い時間帯、お店を入って左側の席は埋まっていたのだが、右側方面は一人もお客が入ってない状態だった。
これはこれでラッキーかな。特にこどもが騒いでも問題ないだろうし、お店はきれいで清潔に保たれているし、良いじゃん!妻家房!!
久しぶりにかみさんの暴挙がファインプレーを生んだ瞬間でもあった。感謝!
アニョハセヨ・・・
そんな言葉が聞こえて来そうな、チマチョゴリに身を包んだ女の子達を描いた絵なのだろうか?
雰囲気は伝わってくる。小韓国にいるような、そんな気分にさせてくれるお店。
とりあえず食べるものを何も決めていなかったので、適当にランチメニューから選んでみることにする。
一点、そうお店が凝っているのは外壁の自然なヒビ割れだったり、石瓦だったり、この辺の造形へのこだわりは相当なものを感じた。
泰興楼もそうだったが、お店の内装を凝ることで小トリップした気持ちになれることは確かだ。
特に泰興楼も、妻家房も店員さんは現地の言葉を自在に使える本場の方が接客をしてくれる。
その辺を考えても、雰囲気を味合うこと含めて自由が丘で韓国料理を食べるのならば妻家房はマストな選択の一つと言えるのだ。
メニュー
妻家房のランチメニュー
コムタンダッカルビセット | 1,750円 | スンドゥブ牛プルコギセット | 1,850円 |
スンドゥブパチヂミセット | 1,650円 | 石焼ビビンバパチヂミセット | 1,450円 |
水冷麺牛プルコギセット | 1,650円 | 水冷麺チヂミセット | 1,450円 |
石焼ビビンバ牛タン塩鉄板焼セット | 1,850円 | 石焼ビビンバ牛カルビ鉄板焼セット | 1,850円 |
この中よりかみさんはスンドゥブ牛プルコギセット、私は石焼ビビンバ牛カルビ鉄板焼セット、子供たちには私たちのものをあげつつチヂミを1枚注文することにした。
これだけでも結構な量になるが、やっぱり韓国料理にチヂミは外せないだろう。
とりあえず待つことに・・・
子供たち用のうつわをもらい、お通しが二つ、かぼちゃとマカロニサラダ的なものがやってくる。
これにサラダ、キムチが付いてくるわけだね。何が食べたいのか分からないまま、それぞれが食べたいものを主張した結果無用なケンカになってしまった。
せっかくの休日なのに無駄な時間を過ごしてしまった・・・でも妻家房の料理が美味しければ何も問題ない。
そうチャラにできる・・・
私達の次に入ってきたお客さんは、おばさんの集団だった。
中が良さそうなおばさん達は、2トーンくらい高い音量でゲラゲラ笑っている。
細かいことを気にせずに生きたいように生きているような、そんな風に見えたからか若干羨ましさすら感じてしまった。
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ランチを食す
サラダにキムチにスープなど、それにチヂミにつける辛味ダレがやってきた。
こども達は無理だから普通のしょうゆを用意してもらう。サラダは甘みのある味わいで、普通のサウザンドレッシングなどを想像していると肩透かしを食らうので注意してほしい。
ジュウジュウいってる石焼ビビンバ、辛味ダイコンみたいなものを取り除きこれをかき混ぜる。
熱々のビビンバは、そのお焦げだったり音を聞くだけでも食欲を掻き立てる効果がある。
こども達は石焼ビビンバ自体が初めての体験だったからか、ポカーンとしたまま・・・
爆香房でも同様に石焼あんかけチャーハンを見ていたはずなのに。
見るからに美味しそうなビビンバ、私は辛くないとダメなのでここにコチュジャンを投下する。
というよりもコチュジャンさえあれば何とかなるのが韓国料理とも言い替えられるか。
それだけコチュジャンの重要性は高く、どんなものにもコチュジャンを付けてしまうクセをどうにかしたかった。
この肉厚なカルビを息子に食べさせるもいつものような、柔らかいカルビ肉とは勝手が違い若干硬そう。
それでも味は普通に美味しいからビビンバが進む進む・・・
普段は選択肢に入ってこないんだけど、たまに食べると美味しいのが韓国料理といったところか。
見るからに激熱なスンドゥブチゲを見たかみさんは、これを待ってたのよとばかりに箸を入れた。
辛いのはあまり得意な方ではないが、嫌いではないのでこの味がはまってしまいそうだとのこと。
一口もらってみると、確かに食が進むほどよい辛さだと感じる。
これにプルコギがついてくるのだから、お腹いっぱいになることは間違いない。
こども達はプルコギの適度な甘さが好みのようだった。
3歳の息子でも食べることが出来るやわらかさだし、普段だったら食べることに集中できない娘も箸を止めずに肉を口に運んでいく。
こども達にも食べられるメニューと言えば、このプルコギなのかなー。
何よりも娘の心を捉えて離さなかったのはチヂミだった。
食べる前は『そんなの食べたくない』とラーメンを食べられなかったことをまだ根に持っており、不機嫌さ全開だった。
だがチヂミをしょうゆに付けて一口食べたところ、
『おいしい!!』
それから娘はチヂミにしか手を出さず、7枚は一人で食べてしまうほどチヂミの虜になってしまった。
なんだかんだ文句を言いながら入ったものの、結果としては完食だ。
不機嫌だった娘も、わんわん泣いていた息子も、妻家房でごはんを食べたら満足して笑顔に変わっていた。
これはプルコギの力なのか、それともビビンバのお焦げの魔力なのか?
息子は肉が好きなのでカルビとプルコギがお気に入りのようだし、娘はチヂミにどっぷりはまってしまった。
まとめ
今日の会計は私のおごりだ。
お客さんは全員女性のみ、私たちが出るくらいの時に家族連れが入ってきたが、3歳以上でないと食べられるものが少ないと思う。
韓国料理に馴染みの少ない娘と息子も大分満足してくれたようで何より。
特に娘はアジア料理が極端に苦手なところがあり、タイ・インド料理は全くダメ。
チヂミが新発見だったようで、帰りはことあるごとにチヂミの話題で持ち切りだった。
アクセス
住所:〒152-0035
東京都目黒区自由が丘1-8-21
MELSA2F
電話:03-3724-0108
営業時間:11:00~22:00
定休日:不定休
業態:韓国料理
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