今日のランチは何にしよう?
ここ最近のキーワードになりつつある土曜日のランチについて、さすがに頭に浮かぶものが限られてきた。今日は葱屋へ行こうと決め、いつもよりも少し早めに家を出るも肝心の葱屋が改装のため休業ということを知る。
いつものように泰興楼へ行こうとするも、すでに店前に行列が見える。仕方がないので違うお店を探そうとした際に一つの看板が見えてきた。
『爆香房』
以前より気にはなっていたものの、入るに及ばずかれこれ6年くらい経過してしまった。これも何かの縁ということで本日は自由が丘の中華料理店、爆香房をレポートすることにしよう。
あんかけが最高の爆香房でランチ
爆香房は中華料理と薬膳火鍋を得意とするお店のようで、看板したの入口よりビルに入りお店は地下にあるようだ。
この先に小さいながらもエレベーターが完備されているので、ベビーカーで来店するのも特に問題はない。この日は私たちもベビーカーで来店している。
どんな雰囲気のお店なのか分からない分、久しぶりに気持ちが高揚してきているのが分かった。
お店は地下1階
エレベーターで地下1階まで結構な時間がかかった。なんで1階降りるだけなのにこんなに時間がかかるのだろうか?
実際に1階まで階段で駆け上がってみると、中1階みたいな場所がある構成になっているためであることが分かった。滅茶苦茶急いでいないのであれば確実にエレベーターで下に降りることをおすすめする。
何気にこの上下への昇り降りは体力を消耗するから・・・
店内の雰囲気
お店の中はほぼ満席に近い状態だった。あと15分遅かったら確実に席に着くことは出来なかっただろう。
11時半の開店を目指すのが一番だね。お客さんの年齢層は比較的高めで40~50代の人たちが中心だったように思う。
その他は独身の30代サラリーマンらしきおひとり様と、私たち同様に4人家族のファミリーがいた。
どの年代の人でも食べられるのが中華の良いところ、コスパも良いしね。
天井の高さがあるためか、お店の中の解放感は抜群に良い。
実際の敷地面積以上に広く感じるのは、この開放感ある天井の高さに由来しているのだろう。とても地下にあるお店とは思えない。
薄暗い雰囲気とは別に、奥のテーブル横にあるバンブーで作られた小空間が中国っぽさが出ていていい感じ。
壁のデザインも独特のものがある。お店に入る前にこんな空間になっていると想像できる人は皆無だろう。
この辺は外の看板からはまったく想像することは出来ないと思う。
良い意味で裏切られたと言えるし、この裏切られ方は良い驚きを受けるので大歓迎だ。
私たちは普通のテーブル席に通されたわけだけど、壁側のソファーに座りたいなと思った。
そこまでこだわりがある方では無いんだけど、なんか気になっただけ。
お店の雰囲気は良いので色々な用途に使えそうな気がする。
メニュー
爆香房ランチメニュー
爆香石焼(焼きそば・チャーハン・硬焼きそば) | 900円 |
本日の中華ランチ(油淋鶏) | 1,000円 |
季節の麺御膳(葱そば)+麻婆ご飯 | 1,000円 |
爆香石焼がここのメインメニューになるんだろうな。となりの4人家族は全員この石焼をオーダーしていた。
この石焼で迷うところは、チャーハンと焼きそばとどちらにしたら良いかというところ・・・
この爆香房の素晴らしいところは、そのどちらも食べたい人用にハーフ&ハーフのメニューを用意しているところにある。
こういうところにユーザビリティが出てくるわけだけど、900円でそこまでやってくれるとは泣けてくるね・・・
単品メニューとしては担々麺や酸辣湯麺などの用意もあるので、そっちを食べたい人はどうぞ。
またドリンクもランチサービスでつけることができる(ホットコーヒー/200円、アイスコーヒー/150円)。
私は爆香石焼チャーハンを、かみさんは爆香石焼硬焼きそば、娘と息子には葱そばをオーダーすることにした。
子連れで来る人を考えると辛いメニューが多いのが少し残念。子供向けのメニューが一つでもあれば、売りにはなると思うんだけどね。
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爆香石焼焼きそば・チャーハンを喰らう
爆香石焼ランチにはサラダとお新香が付いてくる。
この辺はありきたりだけど嬉しいところでもあるね。サラダもお新香もとても美味しくいただきました。
爆香石焼がどんな感じでくるのかが非常に興味深い。
先に来たのはネギそばだった。このネギそばがまたシンプルな味わいで子供たちに大人気だった。
そうか辛いメニューが多くても、ねぎそばがあれば子供たちには対応できるわけだ。
シンプル過ぎるほどシンプルな葱そばを娘も息子も口に頬張りながら食べていく。
少し遅れて麻婆ご飯がやってきた。こちらは山椒がピリっとするので子供向きではないけどね。
個人的に麻婆豆腐は大好物なので、私の爆香石焼チャーハンを分け与える代わりにこの麻婆ご飯は私が全ていただくことにした。
この麻婆ご飯がついて1,000円であればコスパ的に見てもかなり良い部類に入ってくる。
はじめての爆香房はいい感じのスタートを切れたような気がした。
ついに熱々の爆香石焼チャーハン・硬焼きそばがやってきた。店員さんは、子供たちがいることを考慮して鉄鍋から移し替えて持ってくる案を提案してくれたが私が断った。
理由は単純に目の前でグツグツのあんかけをチャーハンと焼きそばにかける様子を見たかったから。
いたってシンプルな理由なのだが、娘も息子もこの大きな鉄鍋に手を出してしまうほどバカではない。早くあんかけをかけてくれ!
かみさんの硬焼きそばにあんかけが投下された。ものすごい勢いで鉄鍋が音を立てる。
このあんかけをかける様を見れただけでも、今日爆香房に来た甲斐があったというものだ。
次は私のチャーハンにあんかけをまぶす番、意味もなくドキドキしてきた。
これまた熱々のあんかけをチャーハンに一気に投下する。
鍋が大きな音を立てるのと同時に私たちの胃袋もグーグーと共鳴していた。
普通のチャーハンや硬焼きそばでも美味しいんだろうけど、このあんかけの演出を見た日にはこれを食べずにはいられない。
あんかけとチャーハンを混ぜ合わせる。
今さら気付いたことだが、私はあまりシャパシャパのご飯が得意ではない・・・ 今さらだよね・・・
そんなこと言っても仕方がないので一口頬張ってみる。
普通に旨いじゃん!
しいて言えば、焼きそばもチャーハンもまったく同じ味であるということ以外は、取り立てて何か文句を言うこともない。
でも、爆香石焼が一番おいしいのかといえば、実は葱そばが一番美味しかった。
ここまで派手な演出をしておきながら、爆香石焼は2番目ということになる。とはいえ、かなり上位に位置する評価なので実際は甲乙つけ難いところ。
量が多い分、あんかけの味が後半飽きてしまったというのが正直なところかもしれない。
まとめ
トイレの横には、ここの料理長なのかオーナーシェフなのか分からないが、数々の受賞メダルが飾られていた。
店内の内装の凝り具合、お客さんのニーズに応えるメニュー構成、そして安心して食べることのできる価格帯。
この3つの要素が高い次元で叶えられたお店だと感じた。店員さんの配慮も素晴らしく、うちの息子は女性店員さんが好きになってしまったようだ。
味・サービス・価格がバランス良いお店、久しぶりに良い時間が過ごせたと思う。
アクセス
住所:〒158-0083
東京都世田谷区奥沢6-33-14
第2シーランドビル B1F
電話:03-5758-3829
営業時間:11:30~15:00(ランチ)、17:30~23:00(日祝22時)
定休日:火曜日
業態:中華料理
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