自由が丘公園の通りを挟んだ向かいに、一軒のリサイクルショップがある。
このお店のリユース品というのは、どちらかというと『お受験』に特化したお店のように見える。
店内を見ずに何故そんなことが分かるのか?
それは、私も今年お受験を経験した一人の父だからだ。
そして、娘は無事に希望の小学校に入学することが出来た。
自由が丘という土地柄なのか、休日でもスーツを着た両親、ちゃんとした恰好の子供連れ家族をよく見かけるが、みんな幼児教室へ行く人達なんだろう。
下町育ちの私には、あまり見かけることの無かった光景のため、何となく違和感を感じてしまう。
今日は下の子と2人キリだが、立ち寄ってみたくなった。
お受験に適した服装
ちょうど今の時期は面接も終了している学校も多く、今年はお受験シーズも終了。
ただ、これからお受験を考える人達には参考になると思うので、どんな服装が良いのか経験を踏まえ改めて調べてみることにした。
面接があるから服装を揃えるというよりも、普段幼児教室などに通われているお母さんの方が身近かもしれない。
基本的に抑えておかなければいけないポイントとしては
『清潔感があり、知性を感じさせるもの』
という結論になる。
これに適したものを取り入れることが、外見を良く見せるために必要なことだ。
人は外見の印象で9割決まってしまうというくらい、見た目の印象は重要なのだ。
スタイル・カラー
母親の服装としては、あまりカチっとし過ぎない方が良いと思う。
どちらかというと、柔らかさを残した雰囲気のものがベスト。
決してブランドものを着る必要はなく、柔らかくそして清潔感があるものを選ぼう。
カラーは男女言うまでもなく、濃紺にしておくことをおススメする。
フォーマルな場所へ行く際に着るだろう、ブラックのものを使いまわしたくなるのも分からなくはないが、濃紺に勝てるものは存在しない。
ファッションの帝王であるジョルジオ・アルマーニがネイビーを愛するように、『知性・誠実』を感じさせるカラーと言えば濃紺なのである。
ワンピース・ボレロ
現在のお受験トレンドとしては、ワンピースにジャケットを合わせるスタイルが多い。
ジャケットに抵抗がある方は、ボレロでも何も問題ないだろう。
テーラードのものを合わせてしまうと、ビジネス寄りに見えてしまうため、ショールカラーのものを選択しよう。
雰囲気が柔らかくなるのでおススメだ。
素材はウール
1年しか使わないからと安い素材で済ませてしまわないように注意しよう。
基本的に面接で小学校受験の面接で重要なのは、こどもではなく両親の振る舞いだ。
少しでも気を抜くと命取りになる面接において、隙を作ってはいけない。
清潔感はシワのない服装に表れる。
面接の待合室では、他のご家族とも一緒になるケースが多く、シワやヨレが気になって本番でうまくいかなかったという家族も多い。
ここはケチるところではないので、ウールでシワになりにくい素材の物を選定しよう。
校風を意識する
校風は受験する学校によって様々だ。
行ってみれば分かることだが、ミッション系の学校と仏教系の学校では考え方にも違いがあるだろうし、歴史の深い学校と比較的浅い学校でも雰囲気は異なってくる。
その学校の雰囲気に合わせたものをチョイスするように心掛けよう。
自由な校風の学校であれば、そこまで堅苦しい恰好でなくても問題ないだろうし、歴史を重んじる学校や、カトリック系の学校は上品さが肝になる。
校風をきちんと見極め、その雰囲気にあったものを選んでほしい。
父親とミスマッチにならないように
お父さんの恰好は地味なのに、お母さんだけ派手なブランド品を身に着けていたら面接官はどう思うだろう?
主役は母親ではない、こどもなのだ。
家族の雰囲気がマッチしていることは、最低限のことなのでママがシャシャりでないように気を付けるべし。
面接では、父親の考え方が特に見られるポイントだ。
母親に強制されて受験することにきめたのでは?などと思われていることが多い。
家族の考え方を擦り合わせしておくことは当然必須のことだが、せっかく家族の一体感を見せられる場所で違和感を与えることはしないように。
父親もブランド品を身に着ける必要はなく、ダークカラーのスーツが無難だ。
ダブルやデザインされ過ぎたスーツを着たい人もいるかもしれないが、母親と合わせて清潔感と上品さを印象付けられるようにしましょ。
髪型
恰好だけがビシっとしていても、髪型がチャラチャラしてると台無しだ。
茶髪やパーマなどの派手な印象を抑えるようにしよう。
華やかさは必要ないので、カラーは深い茶色くらいに抑えるようにし、清潔感・上品さが伝わるように髪はまとめてバレッタなどで留めるように。
小物類
黒のハンドバッグは必須なのはもとより、少し大きめのサブバッグを忘れないように。
面接や試験当日には、スリッパや子供の持ち物、学校でもらうパンフレットや書類などが結構ある。
サブ用の大きめのトートバッグを持っていこう。
これに必要なものを全て詰め込んでおけば、いざという時に慌てなくて済む。
ちなみにブランドロゴがハッキリと出ているものは避けよう。
最後はスリッパだ。
これは、父親・母親用の両方が必要で、色は黒で統一するのが良いと思う。
サブバッグはこれら全てが入るものを用意する必要があるので、面接当日をイメージして適切な大きさのものを選ぶようにしよう。
Palms Kids(パームスキッズ)
暴れ者の息子を連れてお店の中に入ってみることに。
Palms Kids(パームスキッズ)はコンディションの良いブランド古着を委託販売するお店になる。
特に幼稚園・小学校受験を主とした面接用服について、自由が丘に住むママさんには評価が高い。
これから受験を考える人も、受験が終わった人も利用することが出来る、自由が丘という街に特有のお店なのかもしれない。
場所は、学園通りのABCマートの少し先だ。
中に入るとキッズ服がサイズ別に展示されている。
ラルフローレンやバーバリーなどの自由が丘にマッチしそうなものが多いかと言えば、普通にGAPのリユース品も置いてあるようだ。
フォーマルなものだけではなく、カジュアルなものも多い。
結婚式や発表会などで着ていけそうな、小学校高学年の子供が着そうなサイズのドレスもある。
ボレロやジャケットについては、ファミリアのものが多いかな。
この辺は定価で買うと恐ろしく高いので、リユースで済ませるのも良いと感じた。
幼児教室に通う子供達が持ってる手提げカバンは、色々な種類が置いてある。
これだけ種類が豊富なら、子供達が気に入るものもきっと見つかる。
キッズスペースが小さいながらあるのは救われた。
下の子は、ここでおもちゃと戯れているので、その間に色々と見ておこう。
お受験用の洋服を揃えるだけでも、結構お金が掛かる。
リユースを利用する意味は十分あるし、価格も普通に買う時の3分の1位の価格だと思う。
洋服だけでなく、カバンや小物も揃っているので、この店だけで一式を揃えることが出来るのだ。
こんなジャケットを子供が着るんだな。
ネイビーのジャケットは清潔感があるし、頭も良く見える。
コート類も充実してるし、中々に良い店だと思う。
ハンカチなどの小物類はリユース品ではなく、新品なんじゃないか。
一式揃えることが出来るので、幼児教室の帰りに立ち寄るのも良い。
自由が丘にはたくさんの幼児教室があるしね。
面接や学校説明会に行った時に必要になるスリッパ
両親ともに必要になるものなので、早めにゲットしておこう。
普通にUGGの女性用シューズが置いてある。
トリーバーチや他のブランド物も置いてあった。
このUGGは状態もキレイだし、価格も10,800円での販売なので、普通に店頭で買う時よりも3分の1価格で購入出来る。
サイズが合う方はベーシックなデザインなので、いいのでは?
まとめ
リユースショップは時代にマッチしているせいか、自由が丘でも良く見かけるようになった。
普通に買ったら、確かに金額的に厳しいものがあるし、特に子供は直ぐに大きくなる。
お受験用の洋服は、試験が終わればほとんど着る機会がなくなるし、なおさらあまりお金を掛けたくない。
そんなニーズを汲み取ってくれるのが、リユース店なんだろう。
扱っているものも、状態の良い物が多いし、1年と割り切って使う分には丁度良いのかもしれない。
アクセス
住所:〒152-0035
東京都目黒区自由が丘2-17-2
電話: 03-5701-0743
営業時間:11:30~17:00(土日祝は17時30分)
定休日:水曜日
業態:リユースショップ
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