※自由が丘店は閉店し、現在店舗は押上に移動になりました。
・おしゃれな文房具を探してる
・おすすめの文房具がよく分からないので見繕ってほしい
・彼氏(彼女)にちょっと変わったプレゼントを贈りたい
・普通のおしゃれな輸入文房具ではなく、もっと個性的なものがほしい
そんなあなたにおすすめしたいお店が、今年の1月に自由が丘にオープンした。
THINGS ’N’ THANKS(シングスアンドサンクス)
アメリカ・ヨーロッパ・日本等を中心に買い付けた、ヴィンテージ文房具・雑貨を多数取り扱いしているお店。
実際に私が取材をしてみて思ったことは、必ずやお店を訪れる人の琴線に触れる物と出逢うことができる品揃えの豊富さ。
これだけの数のおしゃれな文房具にお目にかかれること自体、貴重なことだと感じる。
ということで、本日はおしゃれな文房具を探している人、おすすめの文房具を知りたい人、はたまた個性的なプレゼントがほしい人に向けて、自由が丘にニューオープンしたTHINGS ’N’ THANKSを紹介しよう。
『ヴィンテージ文房具』の品揃えなら日本一!自由が丘THINGS ’N’ THANKS
自由が丘駅から徒歩5分という立地に東京都『自由が丘創の実』内にTHINGS ’N’ THANKSはお店を構える。
日曜日のお昼すぎ、店主の島本さんとコンタクトを取った私は約束した時間にお店に伺った。
コンパクトなお店ではあるものの、その商品点数はかなりの数に上ることが容易に把握することができた。
THINGS ’N’ THANKSのコンセプト
Respect = 価値の見直し
spectには「見る」という意味があります。それに「再び」
という意味のreをつけてrespect。「価値を見直す」… これがrespectの語源です。モノやコトを大事にすることは、 その先にある人の想いを大事にする事ではないかと思います。 またそれが日々を丁寧に生きる事に繋がっていくのではないかと思 います。THINGS ‘N’ THANKSでは、 アメリカを中心とした実用できる古くそして愛おしいモノ達を販売 しています。あなたの人生をRespect(見直す) するきっかけになれれば幸いです。by THINGS ‘N’ THANKS
基本的にヴィンテージものは、一点ものがほとんどなので、自分が良いと思ったものがあったときには、その場で即決する判断が必要になる。
なぜなら、次にお店に行ったときに同じものが置いてある保証はないのだから。
そもそもが一点物なので、売れてしまったらもう二度とお目にかかることすらないのかもしれない。
ヴィンテージ雑貨とは、ある種「運命の出逢い」に近いものがあると思った。
ヴィンテージアイテムは3,000点
1940年~1980年代のアメリカンビンテージ雑貨を中心に取り揃えられている。
特に50~70年代のものが多い。
価格帯はバラバラで、100円(シール等)で購入できるお手軽なものから、30,000円位(電気スタンド等)の本格的なものまで幅広く取扱をしている。
海外のデットストックと新品のものを織り交ぜて販売しており、構成比は90%がヴィンテージ、10%が新品となっているとのこと。
ヴィンテージものと比較して、年代が新しいものは比較的価格もこなれている。
昔のものには現代のアイテムにはない、独特の雰囲気とプロダクトそのものの面白さが詰まっている。
輸入文具のセレクトショップであれば、都内でも相当数お店は存在するだろう。
これが海外の希少なヴィンテージ文房具を取り扱うお店という話になると、その数は一気に減る。
アメリカンヴィンテージを主として、ヨーロッパや日本・その他地域から買い付けたアイテムの数は約3,000点という規模。
日本一の品揃えと言っても間違いじゃないと思っている。
冒頭に取り上げたおしゃれな文房具を探している人・個性的なものを求める人にとって、『ヴィンテージ文房具』という選択肢を見過ごすわけにはいかないのだ。
日本随一の商品数を誇るTHINGS ’N’ THANKSで私が気になったもの、お店の売れ筋等を順に紹介していこう。
おしゃれ・希少性だけが売りではない実用的なヴィンテージ文房具
おしゃれなヴィンテージ文房具と聞くと、どうしてもデザイン性や希少性が先にきてしまい、使い勝手は?な部分が多いと思う人もいるだろう。
実際に商品を見るまでは、私も同意見だったのでその辺についても取材時に確認したかったところ。
実用性の部分を考えたときに、ヴィンテージ文房具は理に適ったものになってるのだろうか?
レターセット
女性に人気が高いのが80年代もののデットストックレターセット。
価格も500円とワンコインで、手に入れることができるコスパの良さもポイントだ。
他にもデットストックのノートなど、他では手に入りずらいものも多く展示されている。
封を開けたときに見える花柄模様が、何とも言えない奥ゆかしさを感じさせる。
ありそうで無いシンプルなレターセット。
大切なメッセージを伝えるときに、目にした人の視覚に自然と映り込む。
メッセージを貰う側として考えたときに、このような粋なはからいをされたら男でもキュンとしてしまう。
贈り物と一緒に同封するものとして、最適なフォローアイテムということは間違いないね。
ペン型ステープラー
世界最小クラスのステープラーは蓋をすると、ただのペンにしか見えない。
ステープラーとは、ホッチキスのこと。
おもむろにペンを取り出して書類等を綴じだしたら、周りの人はびっくりすること間違いないだろう。
遊び心が詰まった文房具の一つ。
ペン立てにそのまま収納できるコンパクトさが売りのアイテム。
ペン型以外にもステップラーは多数取り扱いがある。
スペインから仕入れたキーホルダーとしても使えそうなタイプのものや、真横にスライドさせて芯を格納させることができるSwinglineのものなど。
一目見ただけでは、普段使っているものとの違いが分からないかもしれない。
一般のホッチキスの芯が使えるユーティリティなものが多いので、不明な点については島本さんに聞けば何でも答えてくれる。
BOSTON社製鉛筆削り
うちには2人の子供達にピッタリな鉛筆削りは、クラシカルな雰囲気が何とも言えない一品だ。
接地面は吸盤状になっているので、本体を押さえることなく動作させることができる。
アメリカの有名文具メーカーであるBOSTON社の製品で、ハンドルを手で回して削るシンプルな操作性のもの。
世界中がマーケットだからだと思うが、すべての鉛筆サイズに対応できるよう8つのガイドが付いている。
ぱっと見でリボルバーチックなデザインに、私はやられてしまった・・・
金属部と樹脂のバランスが、高級鉛筆削りの要件を見事に満たしているように感じる。
こんな鉛筆削りが手元にあったら、きっと意味もなく鉛筆を使う機会も増えるんだろうな。
お店に来ると、店内を適当に見回して終了みたいになることが多いと思うが、それだとTHINGS ’N’ THANKSの魅力を知ることができない。
気になったものは島本さんに聞く。
ヴィンテージ文房具の成り立ちからすべて答えてくれるので、気になったものがあればとりあえず聞いてみよう。
商品の背景にあるストーリーを聞くことで、見方がまったく変わってくるから。
卓上カレンダー
半永久的に使用できる卓上カレンダー。
デザインがおしゃれなだけではなく、使い勝手も簡単。
ヴィンテージ雑貨に触れてみて思うことは、きちんと実用性を考えて作られているものが多い。
見た目がおしゃれだからとか、レトロな雰囲気が良いからという理由でヴィンテージ雑貨を買う人が多いと思う。
それが大きな比重を占めることを否定するつもりは毛頭ないが、その作りの普遍性を知ることでよりモノへの愛着が生まれるんじゃないだろうか?
シャビーシックな額と第二次大戦時終盤のシカゴタイムズ
第二次世界大戦時の1945年に発行されたシカゴタイムズ。
アメリカが日本を占領下としたときの様子が地図上で示されている。
シカゴタイムズの一部丸々が額に入れられ販売されている。
ヴィンテージ雑貨を取り扱うお店だからこそ、こんな珍しい一点物に巡り逢うことが出来るわけだ。
収納する額縁を含めて25,000円で販売して本当に良いのだろうか?
おそらく今買わなかったら二度と手に入らない、ピンときた瞬間に買わないと次がないわけだね。
季節と連動した企画商品
ちょうどバレンタインの時期ということもあり、1,000~3,000円の3種類のパッケージを用意されていた。
私は受け取る側の人間なので、バレンタインにおしゃれな文房具なんてもらったらチョコの2.5倍は感動してしまうだろう。
価格帯も高級チョコレートを買うよりも安く抑えることができるし、確かチョコレートも若干あったと思うので一緒にパッケージングしてもらえば体裁も整う。
季節ごとに最適なイベントを考えてくれてるみたいなので、今後の展開が楽しみだ。
ギフトラッピング
こんな渋いギフトラッピングは他では見たこと無いな。
商品価格に200~300円を足せば対応してもらえるので、プレゼントにも使えることが分かるだろう。
メンズライクなものが中心にはなるものの、女性が好きそうなヴィンテージアクセサリーなんかも取扱いしてる。
女性への贈り物に悩む男性は、一度お店でプレゼントできそうなものを相談してみても良いんじゃないかね。
まとめ
今回紹介したアイテム以外にもおしゃれな文房具・雑貨がたくさんある。
おそらく、このまま紹介していったらキリがないほど普段見かけることができないものばかり。
ひとつひとつのヴィンテージ雑貨を手にとっては、島本さんに商品のストーリーを聞いて驚く。
これをひたすら繰り返す。
余裕で1時間以上はお店にいられるくらい、面白い・好奇心を掻き立てられるアイテムばかり。
これだけ魅力溢れるヴィンテージ雑貨の存在を、もっと多くの人に知ってもらいたい。
純粋にそう思えるほど、お店にいる時間は楽しいものだった。
古き良きものを通してその価値を見直すことは、人生を見つめ直すキッカケのひとつになる。
人生の転機を迎える私にとって、今日の取材は価値観を揺さぶられる一つの契機になったような気がした。
アクセス
住所:〒152-0035
東京都目黒区自由が丘2-17-6
THE FRONT 1F 創の実内
電話:
営業時間:11:00~18:30
定休日:水曜日
業態:ヴィンテージ文房具・雑貨
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