自由が丘のカフェで穴場を探す。
探すというよりも、この日は明確に行くべき場所を決めていた。
自由が丘カフェを満喫する予定など一切なく、単純においしい中華を食べるために蔭山樓に行く予定だった。
なぜ蔭山樓なのかといえば、いつもはこどもが2人いるので入れないため。
この日は姉夫婦のこどもとうちの子を、かみさんが映画館へ連れ出してくれたおかげでフリータイムを満喫できることになったわけ。
せっかくなら一人で美味しい中華を食べようと思ったが、チャリンコで学園通りを目黒通り方面へ上がっていく途中にひとつの看板が目に入る。
自由が丘公園手前にあるこの建物、1Fは一年以上経つが以前として空きテナントのままなため、2Fにまで目が行かなかった。
こんな場所にカフェが存在するのね・・・
興味津々な私は、2階にあるカフェに向かうことになる。
※2019年10月現在閉店いたしました。
自由が丘の穴場カフェ|Boys don’t Cryは男一人でも入れる隠れ家
普通に歩いてたら通り過ぎてしまうだろうね。
お店は2階にあるため、非常に目に付きにくい。たまたまこの看板があったことで2階にお店が入っていることに気づけた。
もともと行こうとしていた蔭山樓は目と鼻の先にある。
私はこの日、17時に姉夫婦家族も含め夕食を食べることを予定していた。
今の時間は13時手前、ここでガッツリランチでもしようものなら夕飯が食べられないのは容易に判断ができる。
こんな時はカフェ利用で軽食で済ませるのが良い、という思考回路の変更があり、お店への興味もあってか行き先を変えることにした。
カフェの名前は『Boys don’t Cry』
いったいどんなカフェなんだろう?
1階のテナントは、いったいいつになったらお店が入るんだろうか?
気付けば自由が丘にも、空きテナントが目立つようになった。
せっかく箱を造ったのに寝かせていては勿体無い。そんなことを考えながら2階へ通じる脇道を進む。
鉄筋コンクリート造りのこの建物の一階にお店が無いということは、少なからず集客を考えた場合2階へも影響があると感じた。
ふと1階のテナント空間に目を向ける。とにかく鉄筋コンクリートの建物は殺風景だ。
このまま2階に上がって良いものなのか、少し不安に思う気持ちもある。
行ったことのないお店の中で、穴場を見つける。
自由が丘で新規開拓をするのが私の役目と言い聞かせ、とりあえず2階へ上がることにした。
テナントの2階にお店は存在した
2階に上がるとすぐにお店の存在を確認できた。
看板が出されてるんだから営業してるのは当たり前、でも実際に営業してるのだろうか?
いや、看板出してるんだから営業してるに決まってるじゃん。
ひとりでそんなやり取りを頭の中で行いつつも、お店のドアを開けて中に入る。
男性スタッフに『お店やってますよね?』と思わず聞いてしまった。
お店の雰囲気
「営業してますよ」
気さくに回答をいただけた私は、とりあえず空きテーブルに腰を下ろす。
今年の夏は尋常じゃない暑さだ。汗が垂れ流れる中、涼しい空間に入れたことで気持ちが落ち着いてきた。
入口を入ったすぐのところにテーブルが2つあり、その一つに座ることにした。
食事ができるカフェなのは看板を見て分かっていたものの、お店の中には洋服も多数展示されている。
アパレルショップも兼ねて営業してるカフェなのだ。
惜しまれつつ閉店してしまったクラゲストアも、熊野神社横にあるリゼッタカフェもアパレルが併設されたお店だったことを思い出した。
店主の趣味なのか、いたるところでその片鱗は垣間見える。
メニューを持ってきてくれた女性スタッフの方も、気さくで感じの良い人だった。
テーブル席以外にもカウターが7席用意されていた。
あーカウンターに座るのでも良かったなーと思いながら、次回来店したときに利用することにしよう。
自由が丘にあるカフェの中でも、とりわけ個性的なお店だと感じる。
心地よいBGMが流れるなか、居心地の良さに浸ってしまった。さー何を食べようかな・・・
Boys don’t Cryのランチメニュー
ランチタイムは11時~14時30分まで。
早めの時間から営業しているのが嬉しいところ。
ランチメニューはこんな感じ。
・卵かけご飯(味噌汁、お新香、海苔、万能ねぎ付き)/ 800円
・生ハムとモッツァレラのサラダ(パン付き) / 1,200円
・サラダソーセージベーコン / 1,200円
・生ハムサラダプレート / 1,200円(ハーフサイズ800円)
・バターチキンカレー / 1,200円(ハーフサイズ800円)
・エビピラフ(ミニサラダ付き) / 1,200円
・スキレットの牛肉ステーキ(ご飯、味噌汁付き) / 1,400円
<日替わりランチ>
・チキンライス(サラダ付き) / 1,200円
・グリルチキン(パンorライス付き) / 1,200円
・生姜焼き(ご飯、味噌汁、お新香付き) / 1,200円
★ドリンクセット(★印のソフトドリンク、ランチビール、ランチワイン) / +200円
とりあえず何をオーダーしようか迷う。
分からないなら聞くのが早いということで、女性スタッフの方におすすめを聞いてみた。
メンズにおすすめなのは、ステーキと生姜焼きとのこと。
理由は他のものと比較して、ボリュームがあるからとのことだった。
他のメニューは、上記と比較してそれほどボリュームがあるものではないらしい。
ボリュームのある夕飯が控えている私には、重めの選択肢となるため生ハムサラダプレートあたりが丁度良さそう。
生ハムサラダプレートにアイスコーヒーをチョイスした。
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居心地の良い店内
とりあえず平日片付けられなかった仕事に手を付ける。
ガヤガヤしてない空間での作業は、いつもの家での作業と比較して1.5~2倍の効率の良さを発揮した。
休日に仕事するのもどうかと思いつつ、それを感じさせない場所にいることも大きかったと思う。
女性客が多い自由が丘の中でも、メンズが落ち着いてひとつのことに集中できる場所。
はかどるなー。
AMG仕様のバイクが展示してある。
店主はバイカーなのか?
洋服はLevi’sのデニムジャケット他、一点物が多いっぽい。
普通のカフェとはまた違う空間にいることが、私の想像力を掻き立ててくれるのかもしれない。
作業がバンバンはかどるなか、ランチが出来たようだ。
ランチを食す
生ハムとサラダプレートがやってきた。
感想をひとこと述べるとすれば
『おしゃれ』
普段カフェ飯を食べない私だが、今日はこのくらいのボリュームが理想的。
PCを脇において、とりあえずランチを食すことに集中することにした。
美味い!
普通に美味いので、あっという間にパンをひとつ平らげてしまった。
カフェ飯を否定するわけではないが、おしゃれなだけで大したものを提供しないお店が多い中、Boys don’t Cryの生ハムとサラダプレートは想像を超える旨さだった。
具体的に何を使ってるからとか、細かいことは良くわからない。
でも、美味い。
なんだこれ?
気付けばあっという間になくなっていく。
腹減ってなかったんじゃないのか、おれ・・・
これだったらステーキでも頼めば良かったかな・・・
でも、夕飯はガッツリディナーなのは間違いないし、選択しては生ハムとサラダプレートで間違いは無かったのだ。
気付けばものの5分で完食してしまった。
久しぶりに満足できるカフェ飯を、自由が丘で食べることが出来た。
お店はまだ食べログにも載ってない。
でも美味い、何が理由で美味しいのかは申し訳ないが説明ができない。
味付けのバランスが良いのか、食材が新鮮なのは間違いないだろう。
勝手に食べログだったら3.5以上の評価になるだろうと、心の中で採点している自分がいた。
食後のアイスコーヒーを飲みながら、またPCと格闘する私。
美味しいランチを食べて、脳みそに栄養が行き渡ったからなのか仕事は予想以上のスピードで片付いていく。
たまたま入ったお店が大当たりすることは、過去を思い返してみても経験として少ない。
だからこそ、得した感じがしてまた次回来店しようと心に誓った。
しかし仕事がはかどるね。
おもてなっしんぐ
「よかったらどうぞ」
スイーツをサービスしていただけた。
ラッキーだな、今日のオレ。
一口サイズのフォンダンショコラは、中に熱々のチョコレートが入っている。
生クリームと、ソースを付けて味わう食感は、これまた何とも言えない美味しさだった。
入店から1時間ちょい、仕事も一区切りできたのでお店を出ることにしよう。
少し名残惜しい感じを残しつつ、また来店することを心に誓うのだった。
まとめ
自由が丘のカフェで、久しぶりに当たりのお店を見つけてしまった。
お店の雰囲気は最高に良いことは言うまでもなく、食事が美味しい。
かつ、スタッフの方は心配りも素晴らしく、それが私の仕事をはかどらせてくれる要因の一つだったんだろう。
自由が丘の新しいお店、行って良かったお店を紹介するのが私の役目ながら、正直あまり人に言いたくない。
お店が繁盛してほしい気持ちと相反して、隠れ家的に今後も利用したかった。
かと言って、お店が無くなってしまうと本末転倒なので、泣く泣くおすすめすることにする。
今回紹介したのは2階だけだが、3階はテラスとしても利用できる。昼はカフェだけど、夜はお酒も出るのでバーとしても利用できるんだ。
また来週にでもお店へ向かうことにしよう。
アクセス
住所:〒152-0035
東京都目黒区自由が丘2-8-17
GLAND自由が丘2F3F
電話:03-5726-9669
営業時間:11:00~21:00
定休日:月曜日
業態:カフェ、アパレル、バー
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