目黒通りから学園通りに入り、少し歩いたところに土屋鞄製造所は存在する。
何回か目の前を通ったことはあったが、下の子がいるとまともに商品を見る暇がないため実際にお店の中に入ったことはなかった。
『革鞄』がメインの取り扱いになるくらいしか、特に事前知識も持ち合わせていない。
個人的に今使っている財布がボロボロになってきたこともあり、それに代わる革の長財布を探していた私は、自然と店前で足を止めていた。
とりあえず入ってみることにしよう。
土屋鞄製造所とは
お店の中に入った初めの感想としては『革』ですね。
当たり前なんだけど革鞄がたくさん置いてあり、そのどれもがしっかりと造られたモノばかり。
もとはランドセルを造ることから始めた会社ということもあり、頑丈な鞄を造ることには定評があるようだ。
良質な革を使い、熟練した職人の手によって国内で製造される土屋鞄は、文字通りメイドインジャパンの高品質なものなのだ。
自由が丘店の雰囲気
自由が丘店の中は結構広い。
メンズのものだけでなく、レディースの取り扱いも多いから店内は30代位のカップルの姿も多く見かけた。
レディースものも繊細な革の感じと、品質の良さだけなくデザイン性も優れているものが多いので人気があるのは当たり前なのかもしれない。
店奥は簡単な工房みたいな造りになっていて、たまにイベントとかやってるんだろうか?革への真摯な取り組みを感じさせる雰囲気のお店だと思う。
ステーショナリーなども「こんなのがほしかった」と思うものばかりで、つい立ち寄ったお店とは思えない程一つ一つのアイテムに注視している自分に気付く。
品質とデザインのバランスが秀逸なので、どの年代の人でも使う事が出来るものが多い。
価格的にもこのクオリティを満たしているのであれば、その辺のブランド物を買うよりも長く使えるものが多いと思う。
店員さんから商品の説明を受けているカップルを見かけた。
この日は土曜日だったこともあり、店内は30代半~40代くらいの男女で店内は賑わっている。この他にもお金持ちそうな老夫婦が、孫への贈り物を予定しているのかランドセルについて色々と聞いている。
どうやら2016年度のランドセル受付は終了しているようで、いまからオーダー出来るのは2017年モデルになってしまうようだ。
土屋鞄の代名詞とも言えるオーダーメードのランドセルは、人気があり過ぎてすぐに受注が終わってしまうらしい。
そんな事情があるとは知らなかったので、うちも下のチビが小学校に上がる時にはココでオーダーしてみたいとふと想像してしまった。
ビジネスバッグは安定した出来栄えなので、特に触れるまでもないのだが今日の私の目的は長財布を見つけることだった。
ブライドルレザーやバッファロータンニンレザーなど、どれも男心をくすぐるようなものばかり。
そんな中でも私が欲しいと思ったのは、コードバンで出来たブラックの財布だった。
コードバンとは農耕馬の臀部部分の革をもちいたものを言い、高級革の代名詞と言える素材のモノだ。
俗に『革のダイヤモンド』なんて表現もされているくらいなので、この手のものに私は弱い。以前もコードバンのスニーカーを履いていたことがあるが、あの独特の輝きは普通の革では再現出来ないもの。
ポッテガベネタに良く見る編み込みタイプの長財布、私が使っているのが正にこのタイプのもの。
いくらポッテガが有名なブランドだろうが、所詮カーフで出来た繊細な財布では7年の使用でボロボロの状態になってしまう。
8年近く前に、今のかみさんに買ってもらったボッテガの財布も、今ではここまでの状態になってしまった。
さすがに貰い物ということもあるし、個人的に気入っていた財布ではあるが耐久性の面で考えるとこの辺で役目を終えたと考えた方が良い。
特に角の部分はもう崩れかけのビルのような状態なため、早期に修繕が必要。
修繕自体を直営で行ったら、おそらく新しい財布が買えてしまうくらいの金額になってしまうのは容易に予想が出来る。
だから土屋鞄の財布のクオリティを見て、代わりに出来るものがあるのであれば新しいものに変えてしまいたいというのが私の理想なんです・・・
内側に大きな小銭入れを兼ねたタイプの財布は、レディース仕様のものだろうか。オレンジっぽい革のカラーリングが素敵な財布。
デザインは元より、今回の財布は何色にするかなんて何も考えていなかった。
カラーのことも考えると、相当に幅広い選択になるしな・・・どうしようかな?
レディース向けのバッグもあるので、パートナーがいる人は一緒に行って買ってもらえるよう誘導出来れば最高だね。
デザインはシンプルで、オン・オフを選ぶ事なく使う事が出来るタイプのハンドバッグ。
品質は問題ないわけだし、高級ブランドを持つのも良いけど普段使いのシンプルで上質な鞄を使ってみるのも、新しい発見があって良いと思う。
色とりどりのデザイン、そんな素敵な鞄が店内のいたるところに陳列されている。
かみさんも欲しいと言っていたし、今度何か買ってあげようかとも思ったがやっぱり止めた。
スポンサードリンク
まとめ
男性から女性に贈ったものなのか、女性から男性への記念日の贈り物なのか、はたまた自分のために買ったのか。
そんなもんはおまえに関係ないという感じだろうが、正直『うらやましい』だけです。
革鞄を探している人は間違いなく立ち寄る価値がある店だし、大して興味が無かった人でもお店に入ってみたら新しい価値観が芽生えるかもしれない。
店員さんもみんな感じの良い接客をしていたし、次来るときは新しい財布をゲット出来たらいいなーなんて思った次第だ。
アクセス
住所:〒152-0035
東京都目黒区自由が丘2丁目6-19
電話:03-3717-8177
営業時間:11:00-19:00
定休日:火曜日
業態:革鞄の製造・販売
コメント