メンズの革財布でおすすめはと聞かれたら、どこのブランドを選ぶだろうか?
いやブランド云々の前に、選定基準を明確にしておくことが大切だ。
・使用スタイル
・ネームバリューの有無
・要求品質
・予算
カジュアル?それともビジネスシーン?
ブランドネーム至上主義?それともモノが良ければ名前は気にしない?
革質が良ければそれで良い?日本製じゃないと認めない?
予算は2万円?5万円以下?それとも10万以下?
革財布をメンズにおすすめすると言っても、使う人のシーンに合ったものを選定しないと意味がない。
なのでターゲットは以下のメンズに絞り込んだ。
・ビジネスシーンがメイン
・ネームバリューよりも革財布そのものの品質を重視
・1万円~3万円以下
この3つの選定基準で考慮した場合、おそらく今日紹介するお店を上回るものを探すのは相当難儀な作業になるだろう。
2019年10月1日にオープンしたばかりのグレンフィールド自由が丘店を紹介する。
コスパ最高のグレンフィールド自由が丘で革財布を選ぶ
JALUX STYLE(ジャルックススタイル)を母体に持つグレンフィールドは、1989年創業の革小物・バッグなどの企画・製造および輸入販売を行うお店。
イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、アメリカ、日本他、世界各地より選りすぐりの素材・逸品を調達している。
販路は主要ネット通販(amazon、楽天、yahoo等)がメインだったが、かねてより問い合わせとして多かった
『実際に手に取って見ることができる場所がほしい』
という顧客要望を叶える場所として、この度国内初の実店舗を自由が丘にオープンすることになった。
約4万店以上のお店が軒を連ねる楽天市場の中で、選ばれたショップに贈られる
「ランキング・オブ・ザ・イヤー」を6年連続で受賞しているのがグレンフィールドなのだ。
商品を実際に自分の目で確かめることができる実店舗の存在は、既存のグレンフィールドファンだけではなく潜在的新規顧客層の掘り起こしにも繋がる。
グレンフィールドに来店する顧客層
私がお店に行ったのは平日の19時過ぎ。
仕事終わりのビジネスマンや、20代後半のカップル、ECショップを見て目的買いに来たであろう男性等、客足が途絶えるということもない。
30代~50代のメンズがメインターゲットではあるものの、女性が好みそうなアイテムもいくつか用意がされている。
JALUXの関連グループにはJALがあり、CA企画の商品も一部展開がある。パスポートケースはその一つになるね。
革財布をメインで展示しつつ、レザーバッグ、カードケース、メガネケース、ペンケース等の革物以外に、ジャケットやニット等のアパレルラインもラインナップされていた。
店舗は小さいながらも、きれいでかわいらしい商品が多い。
メンズ展開がメインではあるものの、女性も一緒に楽しめる空間になってるわけだ。
自由が丘でデートする際には、是非グレンフィールドに立ち寄ってみてほしい。
圧倒的なコスパ感
グレンフィールド自由が丘店に入ってから、展示されている一通りの商品を眺めてみた。
世界中の名門老舗タナリーから調達する最高品質の革質については後述するにせよ、ここである種とまどいに近い違和感に襲われる。
安くねーか?
革専門店は自由が丘にも多数存在する。
その店々と比較して安いと言ってるのではなく、市場流通相場と比較してもかなり安いと感じるのだ。
『革の王様』『革のダイヤモンド』等で称されることの多いコードバン財布の価格は、
二つ折りタイプで2万円台前半。
長財布で2万~3万以下というある種破格の価格設定。
しかも日本製でこの価格。
著名ブランドのものと比較しても、半値に近い価格帯。
エイジング具合が分かるように、新品と10年経過ものを比較展示している。
革の艶加減は10年経過しても変わることはなく、時が経過することでより一層深みが増している。
この独特の風合いがコードバンの魅力なのだが、
それが1万円台から手に入れることができるとは・・・
嬉しいという気持ちの反面、正直その素材・製造工程を疑ってしまう自分がいた。
コードバン財布はFLYING HORSE(フライングホース)という自社ブランドのもので、宮内産業のレザーを使ったものだった。
宮内産業は国内屈指の名門タナリーであり、その技術は80年の時を超えて熟成されたもの。
品質面は疑う余地がなく、むしろこれ以上のものを探すほうが骨が折れるだろう。
もっと価格を上げても売れるだろうに、なぜここまでするのだろう?
コスパが高い理由と絶妙な価格設定
グレンフィールで展開される各ブランドに使われるレザーは、
すべて一流ブランドで使われてるものと同等のものを使用している。
世界中の名門タナリーより直接仕入れを行うことにより中間マージンをカット、無駄に広告費をかけて宣伝しているわけでもない。
その分をすべて製造原価に投下できるから、ちょっとしたブランドの半額程度の金額で提供することができるのだ。
なので品質に対するコスパは、ものすごく高いものになる。
もう少し高くても売れるとは思いつつ、その辺は顧客価値の最大化を優先させているのだろう。
メンズ革財布のおすすめとして、グレンフィールドにある財布を取り上げる最大の理由は真の意味で『コスパの高さ』にあると言えるだろう。
ちょうど良い価格
グレンフィールドでは名入れとラッピングは無料サービスに入る。
プレゼントで贈ることを考えた際に、『ちょうど良い価格設定』なのが絶妙なのだ。
1万円以下だと安すぎるし、2万円台になると少し高い。
1万円台前半~中ば当たりがメイン価格となっており、プレゼント需要にピッタリと合致する価格帯なのだ。
男性への贈り物で悩んでいる方は、メンズ革財布をおすすめしてみたらいかがだろう?
費用対効果は相当高いプレゼントになるはずだ。
グレンフィールド革財布おすすめ3選
個人的にグレンフィールド自由が丘店で気になったものを3つ紹介させていただく。
これから革財布を購入予定のメンズには、きっと参考になると思う。
GLENFIELD ブライドルレザー
店名と同じ『GLENFIELD』というブランドが存在する。
ブリティッシュスタイルで高級感のあるものが中心になる。
ギリギリ2万円台のグレンフィールドの長財布を一番におすすめしよう。
英国女王賞を2018年に受賞したトーマスウェア&サンズ社のブライドルレザーを使い、日本で製造された最高品質の商品。
トーマスウェア&サンズ社は世界的に有名なブライドルレザーの製造会社であり、180年近い歴史を持つ名門タンナー。
複雑で手間のかかるベジタブルタンニンなめしを自社で行える、数少ない会社のひとつ。
最高級のレザーを日本の職人の手で仕上げる手の込んだ革財布。
グレンフィールド以外でこの価格で手に入れることは不可能だと思う。
SNOBIST(スノビスト) ミュージアムカーフ
グレンフィールドの定番人気アイテムの一つが、イタリアのILCEA社のレザーを取り入れたスノビストの革財布。
繊細なマーブル模様が独特の光沢を放つミュージアムカーフを、財布にいち早く取り入れたのがグレンフィールド。
ミュージアムカーフとは、イタリアのトリノにあるイルチア社によって手染めで生み出されるカーフレザーを言う。
某著名ドレスシューズブランドで使われるものと同様のものを贅沢に使い、それでいて価格は1万円ちょいというコスパの高さ。
グレンフィールドの売れ筋の一つであるのも十二分に納得できる。
BRITISH GREEN(ブリティッシュグリーン)
ブリティッシュグリーンのブライドルレザー財布がおすすめな理由は、
世界でも有数の名門タナリーであるSEDGWICK(セドウィック)社のレザーを使っているから。
トーマスウェア&サンズ同様に
セドウィック社は100年以上の歴史あるブライドルレザーの老舗タナリーであり、その革を使って作られる贅沢な一品。
ブリティッシュトラッドを踏襲したデザインは流行に左右されることもなく、普遍的なものだけに世代問わず受け入れられるもの。
品質の裏付けは手に取ったときの質感の良さで判断できると思う。
是非店頭で手に取って見てみてほしい。
まとめ
メンズ革財布のおすすめとして、自由が丘に新たにオープンしたグレンフィールド商品を紹介した。
革財布をメインに紹介したが、レザートートバッグなど他にもおすすめしたいものは多数ある。
世界有数のタナリーと協業して作るそのプロダクトの品質は、2倍・3倍以上の価格帯のものと遜色ないものだと感じた。
とにかくコスパが良いことは間違いないので、一度お店まで足を運んでもらいたい。
クリスマスシーズン真っただ中、男性への贈り物に困っている人にとっては救世主的なお店になると確信している。
グレンフィールドブランド全てを見ることができるのは、実店舗がある自由が丘のみ。
革財布を購入検討している方、もしくは革製品に興味のある方は必ず満足してもらえることだろう。
アクセス
住所:〒152-0035
東京都目黒区自由が丘1-8-2
サウスゲートビル 103 号室
電話:03-6821-3368
営業時間:11:00~20:00
URL:https://www.glenfield.co.jp/
定休日:不定休
業態:革製品専門店(一部アパレル)
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