仁松庵は自由が丘で人気の和食店だ。
かみさんや義理の両親はよく行くお店らしいが、私は一度も行ったことがなかった。
理由は人気で混雑しているからということもあるが、子連れNGなため。
自由が丘に住んで9年目、ついに仁松庵で和食ランチをする日がやってきた。
GWの中日に有給休暇を取った私は、幼稚園に息子を迎えに行くまでの間、かみさんと共にランチすることにした。
自由が丘は意外に和食が食べられるお店が少ない。
久しぶりに満足できるランチを堪能した私は、忘れないうちにその感じたことを書き残そうと思った。
仁松庵は自由が丘の和食名店!サービス・雰囲気共に最高のお店
自由が丘緑道から奥沢方面へ向う途中を左に入るとお店が存在する。
店構えからして、やってくれそうな雰囲気を感じさせるのが仁松庵。この日は12時15分にお店に到着、少し出遅れてしまったものの店前には人っ子一人見当たらない。
キッチンプラス(ラトリエプリュ)に5分ほど並んだが、日差しが強いのが嫌とのかみさんの意見で急遽仁松庵に向うことになった。
今までに入ったことのないお店を希望したところ、残すところ選択肢は二松庵か蔭山樓しか残っていなかったため。
『コントロールのきかないお子様』
うちの娘は小学校3年生だから大丈夫かもしれないが、下の子はノーコントロールなので仁松庵には入れない。
基本的に子連れNGの名店は多い。ここは子供たちが成長するのを待つしかないのだが、あと何年掛かるのだろうか?
純粋に食事を楽しみに来ている人に対して、余計なテンションを掛けたくないのだろう。
仁松庵の店前には8人は座れそうな待合椅子が用意されていた。12時過ぎに到着した割りには誰も人が並んでいない。
ゴールデンウィークの中日の影響だろうと勝手に判断した私は、ルンルン気分で店に入る。
それもそのはず、お店に入るのに9年も掛かったのだ。
自由が丘へ移住後苦節9年、やっと仁松庵の和食を食べられる瞬間がやってくる。
長かったなー。
仁松庵自由が丘店 実は店内にも行列が
店内に入ると4組のお客さんが並んでいた・・・
そうか、あくまで店外だけの状況では判断できないのね。店内は非常に趣のある雰囲気を感じさせてくれる空間だった。
息子のお迎えは14時なので、残り時間は実質1時間40分しかない。
しばし外で待つことにしよう・・・
仁松庵自由が丘店にはどんどん人が来る
外で待つこと15分ほど、仁松庵へは次々と人がやってくる。お店の中からは一向に人が出る気配は感じない。
残り時間も1時間半を切ってしまった。これから席に着けたとしても、本当にランチを食す時間が確保できるのだろうか?
一抹の不安に苛まれていると、店中から割烹着を着た女性がメニューを持って現れた。
時刻は12時30分を超えたところ、食事を終えた1陣目がちょうどこれから帰る時間帯なはず。
渡されたメニューを片手に、内心は「早く中に入りたい」という気持ちで一杯だった。
仁松庵自由が丘のランチメニュー
仁松庵のランチメニュー
並刺身定食 | 1,200円 | 上刺身定食 | 1,750円 |
海鮮ちらし丼 | 1,500円 | 鉄火丼 | 1,300円 |
キングサーモンといくらの二色丼 | 1,400円 | 限定しらす丼 | 1,200円 |
西京かす漬け焼き | 1,300円 | とろろと紅鮭 | 1,100円 |
まぐろかま塩焼き | 1,300円 | あんこう鯛の煮付 | 1,200円 |
天ぷら定食 | 1,300円 | 地鶏のくわ焼き定食 | 970円 |
豚の角煮定食 | 1,200円 | 仁松庵特別定食 | 1,950円 |
海鮮とろろ丼 | 1,200円 |
※コース料理は省いています。
※丼物、あんこう鯛の煮付けには茶碗蒸しが付きます。
私は海鮮ちらし丼をオーダーし、かみさんは西京かす漬け焼きを注文した。それから10分後にやっと店内に入ることができた。
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二松庵自由が丘の雰囲気
外で待つこと30分、やっと店内に入ることができた。
店内は間接照明の薄明かりで外が昼なのか夜なのか分からない。
入口を入ったすぐのところには、日本庭園をイメージした灯籠や鹿おどしが『THE JAPANESE』な雰囲気をより高めている。
店内には何人かの外国人観光客らしき人がいるのを見るに、日本を感じさせてくれるお店としても人気の秘訣がありそうだ。
とは言っても、まだテーブルまで行けたわけではない。12時40分を過ぎ、食事中のお客さんの楽しそうな会話がこだまする。
?
日本庭園になぜかタワーファンが・・・
せっかくの雰囲気が台無しになるので、せめて色を黒にするとか、衝立の影に隠す等の処理をしてほしかったところ。
日本の奥屋にマッチするのは扇風機だと思うが、日本庭園に合うかは難しいところだね。
仁松庵自由が丘店のカウンター席に通される
仁松庵に到着してから40分が経過するころ、ようやくカウンター席へ通してもらえることになった。
店内のテーブルはすべてお客さんで埋め尽くされている。繁盛してるね。
お客さんの比率は圧倒的に女性が多く9割の割合、ゴールデンウィークとはいえ中日だったことも影響してるかな?
推定年齢は高めで50代以上の方が多く、ランチプラスおしゃべりを含めると結構ながめになる傾向が見えた。
カウンターのすぐ向かいには厨房が見える。
並びに座るお客さんは刺し身定食を食べているのかな?
腹減った・・・
二松庵自由が丘のランチを堪能する
外で並び始めてからちょうど一時間、やっとランチにありつけることができた。
かみさんが注文した西京かす漬け焼きが提供される。
仁松庵は同じ卓の食事が時間差で提供されることはなく、同時のタイミングで届く。
どこかの店では、相方が食べ終わる寸前に自分のものが出されるなんてのも普通にある。
この辺の配慮は素晴らしいと感じた。
接客をしてくれるのは割烹着を着た女性のスタッフ達。
安心感を感じさせる気配りは、落ち着いて食事に集中できる環境を整えてくれている。
仁松庵は、料理の味だけでなくお店の雰囲気とスタッフの気配りがあってこそのお店なんだろう。
正統派の和食を楽しむなら仁松庵、私が通されたのはカウンターだが、その他にもテーブル・座敷席もあるので別の機会に利用したい。
海鮮ちらし丼は小鉢が3つに味噌汁、茶碗蒸しが付いて1,500円。
腹ペコな私でも十分に満たされるボリューム感、久しぶりの和食を堪能できるのが嬉しかった。
新鮮な海鮮素材を使った二松庵のちらし丼・・・
こいつにわさび醤油を垂らして・・・
一口食べると・・・
安定の美味しさ。
茶碗蒸しも小鉢もどれも美味しい。
何よりもしみじみとさせてくれる安定感がある。これこそまさに正統派和食。
かみさんの西京かす漬け焼きを一口もらう。
普通に美味しいな・・・
二松庵の和食は自由が丘でも貴重な存在、今後何回来れるか分からないが行けるときには行っとこう。
仁松庵自由が丘店まとめ
13時25分に完食、無事に息子を迎えに行く時間に間に合った。
これほど満足感の高い食事も久しぶり。
洋食に偏りがちな食習慣ではあるが、改めて和食の良さを実感した一日だった。
自由が丘で和食ランチを望まれる方には是非にも仁松庵へ行ってほしい。
ただし、コントロールの利かないお子様連れの方はNGだけどね。
仁松庵自由が丘店アクセス
住所:〒158-0083
東京都世田谷区奥沢2-37-9
電話:03-5701-1775
営業時間:11:30~15:00(土日祝は9:00開店)
17:30~23:00(L.Oは22:00)
定休日:年末年始
業態:懐石・会席料理、割烹・小料理
自由が丘で人気のランチはこのお店!
和食以外で人気のお店を探している人は併せてお読みいただきたい。
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