※お店は2020年11月に閉店いたしました。
久し振りに会社を早く上がれたので、いつもの帰り道では無い方角から帰ることにした。
いつもの北口から帰るのではなく、正面口からTUTAYA行ってそのまま熊野神社の方向へ。
東京スター銀行の前である目立つ看板を目にした。
遊べる本屋
ヴィレバンだ。
休日の昼間に散歩してるときはまったく気付かなかったが、周りのお店が閉まり看板に明かりがついていることで、かろうじてお店があることが分かる。
初めて来る人には非常に分かりづらい店舗だ。
そこがヴィレバンたる所以かもしれないが。
今日は、本屋というよりは雑貨店という感じのヴィレッジヴァンガードを紹介しよう。
ヴィレッジバンガードとは
今から30年前の1986年に愛知県で創業したヴィレッジヴァンガードは、店を見てもらえばわかる通りワンアンドオンリーの存在を目指す、書籍以外にも幅広い雑貨類含めた複合書店だ。
2014年時点で店舗数は全国422店舗、売上高は2013年5月期で単体377億円にものぼる。
意外だったのは、本屋がメインの業態と思いきや本の売上構成比は30%しかないらしい。
一般書店と違うところは、新刊本や雑誌については一切店頭に置いていない。
結構マニアックなものが多いのが特徴だ。
なぜなら、ほとんどの書籍は店舗の責任者の裁量(嗜好性)に委ねられているからだ。
「こんな自由な会社で働けていいな・・・」
なんて思う若者も多いかもしれないが、自由とは常にリスクと隣りあわせのものだ。
これだけの権限を与えられるのは、各店の独自性(オリジナリティ)にこだわっている部分が大きい。
独自性を出しながら、予算も達成しなければ行けない。
そのためには、自分の嗜好性(マニアック度)と世間とのバランスを模索し続けることになる。
この両方が出来る人は、余程センスが良いんだろうな。
とにかく雑多な店の雰囲気を味わってほしい。
店舗の雰囲気
自由が丘店は地下にある。階段を下りていくと目の前にガチャガチャが。
懐かしい。私が子供の頃はキン肉マンケシゴムの大ブームで、ガチャガチャの最初の火付け役だったと記憶する。
入り口から見える店内の風景
とても書店とは思えない。まさに遊べる本屋を体現している。
どうみてもオシャレな雑貨店だ。
いきなり魅力的なアイテムと遭遇。
流しそうめんキットだ。
これからの季節に最適な商品、友達の家でみんなでワイワイやるには最高かもしれない。
いきなり買ってしまいそうになる。
まだまだ店に入る手前、落ち着こう。
ジャンボキャベツ太郎に、ジャンボチュッパチャップス
キャベツ太郎は670円、ネタになると考えれば安いもんだ。
チュッパチャップスは、このでかさであれば5人位が同時に舐めることが出来る。
5人で舐める意味はまったくないが、インパクト勝負になった時にこれに勝てるアイテムはそうそう無いだろう。
季節雑貨としてかき氷機が置いてある。
普通のお店には無い、雑貨店らしいデザインのものだ。
少しお店の中に入ると何処かで見たのと同じもの・・・
トレインチの雑貨店でみたものと同じ、ノルウェー出身のムーミンだった。
雑貨としてのムーミンはやはり人気があるのね。
やっと本を見つけた。
確かに一般書店で取扱があるものもあるが、ほとんどはここの店長の思いの結晶なんだろう。
普通のマンガ本もあればアメリカンコミックも置いてある。
とりあえず、店内のところせましに細かい陳列がされており、視覚効果なのか思考能力が低下してきた。
まったくの異空間に入ってしまった気分がする。
パーティグッズやファンシーグッズも取り揃えてある。
ケーキハットやラブリーくまさん達が出迎えてくれる。
この時点で完全に思考停止状態・・・
マリクレール通りのアディダスにも置いてない、カラフルなアディダスの腕時計
直営の品揃えよりも魅力的と感じたが、昔のものなんだろう。
ジブリ映画に出てくるねこ男爵?のフィギアもあり。
売れることはないんだろうが、お店を構成するのに必要な一部なんだ。
少しブームも去ってしまったが、アナ雪グッズやアリエル人形などのディズニーアイテムもある。
うちの娘を連れてきたら、間違いなく買わされるアイテムだ。
ちょっと前に流行ったけん玉や、流石に本屋ということを忘れていたが、本業の本と一緒に購入が出来るブックカバーも、様々な種類のものが置かれている。
僅かながらアパレルの展開もしており、アウトドア用(おしゃれ用か?)のリュックも多数展示されていた。
お店の奥の方にあるので、ここのゾーンに来ると本屋だったことなんてすっかり忘れてしまうのさ。
なつかしのチェキと、何故かトラのあたま
うん・・・・
ここのエリアは雑多すぎる。
またまたミッキー、今回は腕時計。
ロレックスタイプ、フランクミュラータイプとが置いてあり、ふと欲しくなってしまった。
今の勢いで購入しても、明日後悔するのが目に見えていたので断念。
カラフルなスケボーも置いてあり、地元のスケーターが買うというよりは、衝動買いなんじゃないか?
あまり、自由が丘でスケボー少年に会わないし、本当にスケーターであればもっと他の店に行くはず。
店を出たすぐのところに、さっきは気付きもしなかったチャリンコと、別のガチャガチャが。
お店の中で、普段あまり目にしない本を選びながら店内をグルッと回ってると、あっという間に30分
何かクセになってしまうお店だ。
まとめ
サブカルチャーの殿堂とはよく言ったもんで、このお店はホントそんな感じ。
店内は心地よい音楽が流れ続けている。
その流れている音楽も購入出来る、というよりはこのCDの売上も構成比としてどの位を占めてるんだろうか。
一般のCD販売が地に落ちてしまった今、実はヴィレバンの中ではある一定数が売れてる気がする。
お店自体に独特のパワー(商品の多彩さ含め)とゆるさが同居している感じ。
不思議とここから離れたくないなという気持ちにさせる。
久し振りのヴィレッジヴァンガードは、相変わらず楽しいままの「遊べる本屋」だったことは間違いない。
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アクセス・場所
駅正面口より徒歩5分、カトレア通りにあるSUBWAY横の道に入り、数十秒歩くと東京スター銀行が見える。そこの地下1F
住所:〒152-0035
東京都目黒区自由が丘1-25-8
自由が丘ミキオビルB1F
電話番号:03-5726-2701
営業時間:11:00~23:00
定 休 日:年中無休
取扱商品:書籍・CD・御菓子・雑貨類・アパレル・自転車ほか
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