住みたい街ランキング上位の自由が丘について、その理由を考えてみた

初対面の人にどこに住んでるのかを聞かれることがあると思う。

「自由が丘です」

と答えると 羨望の眼差しで見られることがよくあるが、おそらく

自由が丘　＝　お金持ち

この方程式を無意識に浮かべる人が8割なんだろうな。

私も結婚して越してくる前までは、｢セレブ感漂う地域｣という認識だったが住んでみるとそんなこたぁない。庶民的なところもあわせ持ってる、稀有な街だ。

住みたい街ランキングで常に上位の自由が丘について何が人を惹きつけるのだろう？

もうまもなく10年住んだことになるのだが、その理由を改めて考えてみた。

「自由が丘」という街が素晴らしい理由

自由が丘は目黒区南部に位置し、人口は2014年1月時点で7,353人 東京都の人口の約0.5%が居住してる。

隣は言わずと知れた閑静な高級住宅街の大田区の田園調布がある。田園調布駅は、駅前にショッピングモール等は一切ない。

それを補うかのように自由が丘には多数の商業施設、センスの良いセレクトショップや雑貨店、飲食店が多数ある。美容室の数も原宿や青山に次ぐ多さだ。

一つ大事なこと忘れてた、そう・・・スイーツだ。

日本発のスイーツテーマパークとして有名なスイーツフォレストはもとより辻口シェフの『モンサンクレール』や、『パティスリー・パリ・セヴェイユ』、モンブラン発祥の店と言われる 『MONT-BLANC』他を挙げればキリがない。

要するに何でも揃っている街なのだ。

なので、田園調布のセレブな方達は隣の自由が丘を利用する人が多い。

休日には各地より、この小さな街に大勢の人が訪れる。

主要な街へのアクセスが最高の立地

東急東横線、大井町線の2線は主要な街に繰り出すにはうってつけだ。

中目黒まで7分、代官山9分、渋谷9分（特急）、横浜方面は最近注目の武蔵小杉まで4分、 横浜まで約17分と東横線一本で行ける。

中目黒で日比谷線に乗り換えれば、恵比寿へは13分、六本木14分、銀座23分、渋谷で副都心線直通で切り替わり、明治神宮前14分（特急）、新宿三丁目18分（特急）池袋21分（特急）

大井町線では、二子玉川まで4分（急行）、大井町まで10分（急行）、品川まで16分(乗り換え含め）

30分圏内でこれだけの都市を網羅すれば、アクセス的には最高の立地と言えるだろう。

住んだら離れられない住環境

これだけ賑やかな街なので、住んだらうるさいのでは？

そう思う方も多いと思う。実際は駅前から10分も歩かないうちに、住宅街に入るので そう心配することもない。大きな幹線道路に面しているわけではないので、東急2線の踏み 切り以外で騒音を気にする部分はない。

スーパーやコンビニ、ドラッグストア等も各種揃 っている。スーパーはザ・ガーデン、成城石井、ピーコックストア、フレル・ウィズ自由が丘、文化堂 、食品館青葉とこの6店が良く知られている。

東急は25時まで営業してる（テナント除き）ので、終電で帰宅してもいつも開いているので何かと助けられてる気がする。ありがとう、フレル・ウィズ自由が丘！！

スーパーではないが、駅北口を出るとすぐに自由が丘デパートがある。デパートというと高島屋や三越みたいなのを想像されると思うが、そんな面構えではない。

庶民的と称した所以はここにあって、例えればアメ横の線路下の店舗に似ている（雰囲気がね）。衣・食・住・飲み屋と様々な店舗が一直線上にあるので見てて楽しい。雨の日などはこの中を通って帰るという裏技も使える。

緩やかな坂道が多く比較的高台にはビックリするような豪華な住宅も多いが、とても静か。緑道や公園も多く住むにはうってつけの環境だ。

四季折々のイベント

自由が丘では四季折々のイベントが多数開催される。地元の人達にお祭り好きが多いからかは定かでないが、一部を紹介していこう。

4月：自由が丘桜祭り

ついこの間もやってたが、4月1周目の土日に開催される。 南口のマリクレール通りでは緑道一面に咲き誇る満開の桜のもと、屋台や、路上パフォーマー を見ながらわいわいがやがや。

音楽を聴きながら、お花見兼ねて、昼からお酒は最高！！

⇒自由が丘の桜祭り2016を筆者yu-hiroがレポート！！

5月：自由が丘スイーツフェスタ

スイーツフェスタはスイーツの街自由が丘を象徴したイベント。5月ゴールデンウィークに開催され駅前正面口にはお菓子の家も登場し、たくさんのこどもたちを迎えてくれる。

コンサートやトークショー 、ワゴンセールもあり大人も楽しめるイベントだ。特設会場ではシャンソンライブやストリ ートパフォーマンスも楽しめる。

→自由が丘のGW大型イベント、スイーツフェスタ2015を楽しもう！！

8月：自由が丘盆踊り

駅前ロータリーに櫓が組まれ、浴衣姿の人で埋め尽くされる。ビンゴ大会等のイベントもあるが、このイベントを見るとひときわ｢夏｣を感じる瞬間だ。

→夏を感じるイベントと言えば盆踊り！！自由が丘盆踊り大会2015に行ってみた

9月：熊野神社例大祭

熊野神社は鎌倉時代以前から800年以上の歴史を持つ神社、毎年9月1週目の土日に開催される。神社内の敷地には金魚スクイや射的、焼き鳥、やきそば屋など屋台等もあり、夏の暑さと熱気がすごい。

神輿も子供神輿、女神輿担ぎ手や国際親善神輿等、色とりどり。下町育ちの私には昔を思 い起こさせるイベントだ。

⇒【大盛況！！】自由が丘にある熊野神社の祭りで屋台を堪能する　2015

10月：自由が丘女神祭り

自由が丘最大のイベント。体育の日の週の連休は各地より多くの人が集まり、この小さな地域に50万人もの人が押し寄せる。

駅前には大型メインステージが造られ、ゲストを招いてのライブやキャラクターショーなど を行う。

街の各所でワゴン、青空市が開かれ来場者が参加できるイベントが盛りだくさん。自由が丘の1年間の中で、もっともあつい2日間だ。

関連記事⇒自由が丘『女神祭り 2015』で子供達が一番楽しめる場所はどこ？！

関連記事⇒【自由が丘】女神祭り最終日を楽しむ！！【2015】

デメリット

ここまで、つらつらと「自由が丘最高！！」 と書き連ねてきたが、良いとこばかりではなく、やはり自由が丘のデメリットも示しておくべきだろう。

家賃が高い

とにかくここがネックだろう。私もここのポイントで最後まで悩んだ。一般的な自由が丘の家賃相場は下記になる。

１R：８万円

１K・１DK：１０万円

２K・２DK：１５万円

３K・３DK：２０万円

３LDKを超えると３０万円オーバーだ。

そして私も予算オーバー・・・一時は撤退も考えた。

これは｢自由が丘｣に住むこと自体がすでにブランドになってしまっているため、ある程度致し方ない部分もあるが、ここで解せないのがこの｢自由が丘｣の範囲にある。

このエリアは高層マンションを建てられない地域ということもあり、新築物件は恐ろしく高い。

上記相場は該当しないと考えてほしい。

私も築浅３～５年くらいで探したが、徒歩 １５分～２０分という、それ別の街じゃん！！的な物件しかないのだ。

道幅が狭い

歩道の幅が狭く、行きかう車とすれ違うときにゾッとすること多い。

特に下の子はまだ2歳、ベビーカーで出かけたときに、横を大型バスやトラックが通り過ぎるときにハッとすることがしばしばある。

｢こんな狭い道で路駐すんなバカやロー！！｣

日に３回はこころの中で叫ぶことになるだろう。

とにかく人が多い

平日の通勤時間はとにかくもみくちゃだ。東横線渋谷方面の８時～８時半は殺人的なこみ具合になる。

土日やイベントが絡むと、明らかに街のキャパシティーを越えてくるため、住んでる町なのに落ち付かない。

特に女神祭りの時はまともに歩けない位の人間の数だ。

この傾向は年々強まり、来場者はもっと増えると思う。

まるで野外のロックフェス状態までなると予測する。

まとめ

高額な家賃が一番ネックになってくるが、そこを何とかクリアすればこんなステキな街はそうないであろう。

私は越してきてから、朝一にマリクレール通りのベンチでコーヒーを飲む瞬間が何物にも変えがたい。

とにかくオシャレなものが好き、散策好きな人これは女子だけでなく男子も共通、渋谷方面が生活の主戦場のかたは是非にオススメだ。