自由が丘の外れにラーメンの人気店がある。
『堀川』というシンプルな漢字2文字のお店。
オープンしたのは去年1月だから、食べにくるまで1年以上の月日が過ぎてしまった。
店前の『煮干し』の文字が示すように、和風の中華そばが食べられる。
元々大阪では有名なお店だったようだが、東京に移転後も人気はそのまま。
東京進出からわずかの間で、今では行列のできる有名店の一つになってしまった。
土日は行列で長時間並ぶことが容易に想像できるので、平日の開店すぐの時間を狙って食べてきた。
なので詳細をレポートしよう。
自由が丘の外れにあるラーメン堀川|並んででも食べる価値あるお店
営業時間:11時0分~15時45分
店内席数:7~8
家を出るのに手間取り、お店に着いたのは11時18分。
勝手に11時30分から開店と思い込んでいたが、堀川は11時から営業は開始している。
すでに店前にはお客さんが並び始めていた。
出鼻を挫かれるとはこのことで、きちんと時間を調べない自分に久しぶりに腹が立った。
行列ではなく「記名制」
『記名制です』
という看板が店前に置かれていた。
こんなご時世なだけに、行列なんてのは一番やっちゃいけないし、密を避けるための苦肉の策なんだろう。
記入紙は、
左列:呼ばれるだろう想定時間(30分刻み)
右列:名前
のシンプルなもの。
コロナ対策もあるんだろうけど、この記入紙のおかげで自分がいつ頃にお店に入れるかの目安が分かる。
私は11時30分までに戻ってきてねの枠なので、後12分少々か。
・指定の時間に必ず店前にいること
・複数名を記入する際には、一人一行で記載すること
・連れがいることを示すように( をかけて記入すること
・店の敷地からはみ出ずに収まるよう並ぶこと
複数人で来てる人のほとんどが、この書き方を注意されていた。
かみさんと一緒に来ていた私も、2行に分けて記入したが「連れ」を示す( を書けてなかったことで店主に指摘を受けた。
注意書きがやたらと多いラーメン堀川の店前
マナーのなってないお客が多いのか、それとも店主が細かいのかは分からないが注意書きだらけ。
それだけお客さんが多いと、近隣のお店や住人に迷惑が掛かってしまうんだろうね。
ラーメンを食べるために行列するなんて、いったい何年振りのことだろうか?
自由が丘のラーメン堀川の客層は幅広い
客層は本当に幅広い。
20代前半のカップルから、ラーメン好きと思われる40代後半のお一人様男性。
推定70代前半の女性二人客や、近所の会社で働くサラリーマン風の男性2人組。
子供の入店は不可ではないので、カウンターに座ることができる年齢であれば堀川のラーメンが食べられる。
11時50分に自由が丘ラーメン堀川に入店
お店に着いて約30分ほどで店内に入ることができた。
やっと堀川のラーメンを食べることができる!
約1年越しの願いが叶う瞬間まであと少し。
今日を逃せば、次にいつ来れるかはまったく分からない。
自由が丘の人気ラーメン店『堀川』の店中
店中は、思った以上に広かった。
空間は広く、席数は少ない。まさに今のご時世にピッタリな店の造りをしている。
L字カウンターのちょうど真ん中に座ることになった。
店内には静けさの中、ヒップホップが流れる不思議な空間になっていた。
店主は30代前半くらいの若い感じで、この日のこの時間は一人で店を切り盛りしていた。
自由が丘のラーメン堀川メニュー
★自由が丘ラーメン堀川のメニュー
・醤油そば / 920円
・いりこそば / 920円
・全部のせ / 450円
・味付けたまご / 150円
・チャーシュー増し / 400円
・メンマ増し / 200円
・ごはん大 / 350円
・ごはん中 / 250円
・ごはん小 / 150円
・卵かけごはん / 350円
かみさんは普通にしょうゆそば、私はしょうゆそばに全部のせをオーダー。
しばし待つことに・・・
30分待って食べる価値がある堀川の醤油そば
煮干しの風味が心地よく、鼻が適度に刺激される・・・
全部のせとスタンダードとの違いは、味玉1個+チャーシュー2枚、メンマ少量
チャーシューは赤身が残ったタイプで、肉質が見た目で柔らかいことを示していた。
見た目は昔ながらの中華そばなんだけど、肝心の味はどうなんだろう。
一口スープを飲んだ瞬間、30分待った意味を悟った。
旨い
ズズズッとレンゲでスープを掬っては口に運ぶ動作を4回ほど繰り返した。
ブランド鶏と煮干しの掛け合わせでできたスープは、スイスイと口から胃袋にかけて流れていく。
麺をすする。
細すぎず、ちょうど良い中麺がスープを絡めとり、独特の歯応えが心地よい。
詳しいことは良く分からないが、素材そのものが相当レベルの高いものを使っていることは間違いない。
でなければ、こんなにズルズル言いながら食べないさ。
チャーシューは大ぶりのものが2枚、少し小ぶりのものが2枚の計4枚入っている。
大ぶりで厚めのチャーシューも、箸でスルッと裂けるほどやわらかい。
麺・スープとのマッチングも絶妙で、さすが食べログ百名店に入るお店。
何気に一番驚いたのは、味玉でもなく、チャーシューでもなく、メンマ。
そう、この太めのデカイメンマが、独特の食感を生んでいることに気が付いた。
ハイレベルな各素材の組み合わせが、私の箸を止めさせない。
8年振りにスープまで「まくって」しまうのか?
まとめ
全部飲み干しそうになったときに、横にいたかみさんから呼び止められ我に返った。
化学調味料ゼロだからか、それとも、このスープの魔力なのか?
気付けば5分も経たずに完食。
後で気付いたことだが、らーめんを食べて数時間経っても喉が渇かなかったのは初めてかもしれない。
噂に違わぬ味に、久しぶりにガツンとやられてしまった。
再訪確実な名店と言えるだろう。
アクセス
住所:〒152-0035
東京都目黒区自由が丘3-7-1
電話:不明
営業時間:11:00 ~ 15:45(※売り切れ次第終了)
定休日:水曜日
業態:ラーメン
自由が丘のおいしいラーメン屋はどこ?
堀川で行列は無理という人は、以下のお店をおすすめする。
自由が丘で人気のランチはこのお店!
らーめん以外で人気のお店を探している人は併せてお読みいただきたい。
コメント